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無題 oto

2020/04/09 (Thu) 11:33:36

cutting through the noise、(第三者からあれこれ言われ(つまり noise)
、自分の意図することが、相手に伝わらないのを防ぐために, つまり cut through).
言ってみれば 直接対話をすること、を意味するのではと考えました。、

Greta Thunberg oto

2020/03/11 (Wed) 12:17:03

Tomoさん、貴女の全訳をじっくり堪能しました。外は
新コロ騒ぎです。貴女の翻訳エネルギーにはいつも感心して読んでいます。

⑰’cutting through the noise:「 直接対話
 することで」と訳してみたのですが如何でしょうか

⑰''上から10L: MERRY CRISIS AND A HAPPY NEW FEAR
を原文通り「楽しい危機と幸せな新しい
 恐怖」と訳しては如何でしょうか。
 皮肉で、「楽しいクリスマスと幸せな
 新年」とするのも一興とは思いますが。

Re: Greta Thunberg - TOMO

2020/03/14 (Sat) 10:51:23

いつもていねいに読んでいただいてありがとうございます。
cutting through the noiseですが、そのままの意味は「雑音をはねのけてきたこと、もろともしないこと」だと思います。私は「様々な批判を受けて進んできた」つまり「注目を集めたことで」と訳しています。今改めて考えると、そのままの意味で「周囲の批判を気にせず自ら思うところを為す、あるいは自らの道を歩む」の方がいいと思います。その後の文章では彼女が有名になったことを揶揄されたり、批判されたりしている内容が続いているからです。
OTOさんがおっしゃる「直接対話をする」と言うのはどういう内容でしょうか。

⑰’のMERRY CRISIS AND A HAPPY NEW FEAR.はまったく気づいていませんでした。洒落や語呂合わせがあれば楽しく訳すのに、この個所は読み直した時も気づきませんでした。OTOさんに指摘されて「エーッ」と言う感じで笑ってしまいました。原文を生かしつつ語呂良く訳すにはどうすればいいでしょうね。「メリー・クライシス! ハッピー・ニュー・フィアー!(素晴らしい危機を!幸せな震撼を!)」しかできません。
これはルイス・キャロルばりの語呂合わせだと感心しました。翻訳不可能な「アリス」に挑戦した翻訳者はすごいですね。

記事の中で⑪’に書かれていた世界の若者のスローガンはすべて内容があり面白いと思いました。
ただ別のところにMake the World Greta Again!が集会のシュプレヒコールになったとありましたが、この言葉には違和感があってやむなく「再びグレタの言う世界にしよう!」と訳しました。集会のビデオを見てもプラカードには確かにこう書いてあるのですが。
岩波ブックレット「気候危機」の中で列記されたスローガンに「Make earth great again!」がありました。GreatとGretaのモジリでしょうか。

⑱のover 23-ft. seasについて議論がありました。Late November is not the time of year to cross the Atlantic Ocean: the seas are rough, the winds are fierce, and the small boat—a leaky catamaran—spent weeks pounding and bucking over 23-ft. seas.
大西洋が23-ftのように浅いはずがないのでヨットの大きさか波の高さだろうということで、結果波の高さに落ち着きました。
後日、波の高さを表すのに23という中途半端な数字ではなく、25とか30の切りのいい数字を使うのではないか、ヨットの大きさとは考えられないか、という質問を個人的にいただきました。確かにヨットから荒波を見た場合は概算になります。ヨットは長さ14~16mと記述に幅があり、写真を見ると横幅はその半分くらいだと思えるので可能性はありますが、ここでは場所からいって23-foot でseasの形容詞だと思います。
荒波の上で小さなヨットがpounding and buckingしている様子を想像しました。
poundは音をたてて激しく波に打ちつける様子、buckは(馬が)跳ね上がってみんなを振り落とそうとする様子を描いているのではないでしょうか。
Rodeo horse bucking.
Bucking is a movement performed by an animal in which it lowers its head and raises its hindquarters into the air while kicking out with the hind legs.
Rodeo horse bucking.
Bucking is a movement performed by an animal in which it lowers its head and raises its hindquarters into the air while kicking out with the hind legs.

Feb.6 例会 Greta Thunberg 段落② - Matahari

2020/03/09 (Mon) 01:43:52

TOMO さん

3月7日付け貴書き込み有難うございました。

Re: Meaningful change rarely happens without the galvanizing force of influential individuals, and in 2019, the earth’s existential crisis found one in Greta Thunberg. について

the earth’s existential crisis found one in Greta Thunberg. という SVO の完全な文章をパラフレーズして、
S+found+an influential individual+in Greta Thunberg. に書き直しても、この表現は tautology
(同義反復)とは言えないと思います。なぜなら、
an influential individual≠ 100% Greta Thunders
だからです。このようなケースを tautology とは言わないと思います。
あまり良い例文が直ぐには思い浮かびませんが、例えば、
She found a musician in my daughter.
He found an artist in his friend Tanaka.
I found a novelist in Tomoko-san.
というような文章表現は、tautology とは言えないですね。

LONGMAN からご引用の force 使用のいくつかの例文は、今回の議論には当てはまらないと感じます。

いずれにしましても、今回の議論は endless になってしまって平行線ですので、この辺でひと休みしたいと思います。1回書き込みをするのに多大の時間を要しており、今月専念予定の執筆の仕事に支障をきたしておりますので、これ以上多大の時間を本件で割けなくなりました。本件は、私の知り合いの大学の英語学・英文法・語用論に詳しい教授に見解を聞いてみたいと思います。今大学は春休みですが、先生方は、丁度修士論文・博士論文の審査や、4月からの新年度講義用のシラバス作成で忙しい時期ですから、直ぐアポに応じて頂くことは難しいかもしれません。教授にすぐ会えない場合は、先日とは別の native のアメリカ人に見解を聞く手もありますが、いつもの先生は今米国へ里帰りしておられていつ帰国されるか不明です。コロナ汚染国日本へは今帰国したくないと思っておられるかもしれませんので、つかまるまで時間がかかるかも知れません。いずれにしてもどちらかの線で聞いてみて、うまく結果を得られればお知らせ致します。
Matahari

Feb.6 例会 Greta Thunberg 段落①②➃ - Matahari

2020/03/06 (Fri) 14:37:17

TOMO さん

Mar. 5 付け貴ご返信有難うございました。

① receiving audiences:

TIME の記者が、「謁見」という意味の言葉を使うべきだ[or 使いたい]と判断したから receiving audiences という表現をわざわざ使用したのだと思います。そうでないなら、ローマ法王も各国大統領も国連事務総長と同じレベルの人間と記者が見なしてしまって、単に
to meeting with the Secretary-General of the United Nations, Presidents and the Pope というような簡単な表現にしたと思います。

この部分は、記者の目線で書いた表現です。Greta Thunberg の目線で書かれた表現ではありませんので、私は原語に忠実な 「謁見」という訳語の方がbetter だと思います。私は、出来る限り原語のニュアンスが出るように訳したいと思います。
その意味で、native の A さんの下記解釈

“receiving audiences” means personal meetings with very high level people.
Why the sec-gen of the U.N. is separated I don't understand.
I guess TIME mag doesn't consider him important enuf

は非常に reasonable だと思います。A さんは meetings と receiving audiences のニュアンスの違いを分かり易く説明してくれていると思います。

いずれにしても、センテンス全体の意味が変わるわけではないですから、意訳をするのは訳者の自由です。
ということで、本件、「謁見」 でも 「会見」 でもどちらでもいいのではないでしょうか。

② one in Greta Thunberg の one:

native の A さんの見解は、私が下記質問をしたのに対して回答を寄せてくれたものです。(彼にはこの記事の電子版英文全文を送りましたので、記事の文脈は十分把握してくれています。)

(私の質問):
What does “one” in “one in Greta Thunberg” in the above sentence mean or indicate?
(A さん回答):
“one” means influential individuals.

私は、TOMO さんがおっしゃられた influential individual of Greta Thunberg という表現よりも記者が書いた influential individual in Greta Thunberg という表現の方が英語的でよりセンスのある味のある表現だと感じます。私はこのような in を使用した英語表現を時々見うけます。

また、無生物主語 (the earth’s existential crisis) + 動詞 (found) + 目的語
(one in Greta Thunberg) のこの表現は、さすが TIME 記者の巧みな英語表現であり感心します。この無生物主語の文章の訳し方は、訳者が自由に、TOMO さんもおっしゃる通り、好きなように意訳すればよいと思います。

一方、生成文法や語用論の文法ルールに従って分析しますと、one は不可算名詞は受けず [不加算名詞の代わりに使用することは不可]、単数可算名詞の代わりに用いる、というルールがありますので、
この文では意味的に、 an influential individual 又は one of influential individuals を指していると思います。the galvanizing force の force は不可算名詞です。

しかし、TOMO さんのおっしゃる通り、センテンス全体の意味 or 意図が変わらないのであれば、文法のことは厳格に考えないで、どのように意訳しても構わないと思いますので、好田さんの意訳で全く問題ないと思います。

今回、長い記事全文を配布して頂いたのは非常に良かったと思います。読んで非常に勉強になりましたし、気候変動問題を自分のこととして色々考えさせられました。有難うございました。

A さんの追伸を読まれて思い出された言葉 After me the deluge .(「あとは野となれ山となれ」)、 全く同感です。
しかし私達の代で、全世界が協力し合って、何としても地球温暖化問題の具体的解決方法を確立してほしいですね。私達が生きている内に、その具体的 time schedule を見届けたいですね。
そのためにも Trump さんには退場願いたいし、日本の与党・野党も国会で不毛な非難ばかりし合わないで、もっと焦って真剣にこの環境問題と取り組んで、世界を引っ張って行って欲しいですね。
Matahari

Re: Feb.6 例会 Greta Thunberg 段落①②➃ - TOMO

2020/03/07 (Sat) 00:31:49

galvanizing forceについて
「galvanizing force of Gretaになるのではないか」と私が書いたのは、もしHarapanさんの解釈のようにoneがindividualを指すのなら、Gretaと言う人物の中にindividualがある、ということで同義反復になるのではないか、もし人物(Greta)と人物(individual)を並べるなら同格のofにする、という意味です。
oneは確かに可算名詞しか受けませんが、以下の意味なら可算名詞でも使えます。
Longmanより
7 strong influence [countable] something or someone who is powerful and has a lot of influence on the way things happen
the driving force (behind something/somebody) (=the person or thing that makes something happen)
Betty Coward was the driving force behind the project.
a force for change/peace/democracy etc (=someone or something that makes change, peace etc more likely to happen)
Healthy competition is a force for innovation.
He’s a quick and decisive player – a force to be reckoned with (=a person, team, company etc that influences what happens).
The fall in prices was due to forces beyond their control.
→ market forces
確かにforceの可算名詞は軍隊とか権力しか思い浮かべませんが、この場合はどうしてもindividualとは思えないのです。無冠詞なのであまり自信はありませんが。

Greta Thunberg oto

2020/03/05 (Thu) 12:37:04

Matahariさんの友人(英国系米国人)のご意見、傾聴しています。
①国連事務総長を別記しているのは、その地位が特別
 敬意を表するものではない、と記者が思っている
 からでしょう。私もそう思っています。
 国連の行動が大国の利害に強く左右されている昨今
 です。

Re: Greta Thunberg - Matahari

2020/03/05 (Thu) 23:53:31

Oto 様

早速のご返信有難うございました。
いつもご熱心に議論に参加されて、reasonable なご意見を展開しておられる Oto さんに敬服しております。

コメント有難く拝読いたしました。全く同感です。

それにしましても、今の世界情勢は、新東西冷戦時代とも言えそうな地政学的リスクだらけの世界になってしまっていますね。Trump を筆頭とする米・中・露各々のエゴ、それに今や英国首相までが世界の安定と平和を損なう方向へひた走りという感じです。自国中心主義・自民族中心主義・自文化中心主義のいわゆる
ethnocentrism が強まっている今の大国の横暴は、早急になんとかしないと、世界は益々不幸な方向へ進みかねないと感じます。

昔のように西側諸国を纏めて引っ張っていける米国大統領や英国首相がいない今、安倍首相には、西側の強力な指導者として、世界の政治経済の安定、平和構築、地球温暖化阻止のために先頭に立って頑張って欲しいです。
Matahari

Feb6 例会 Greta Thunberg 段落①②➃ - Matahari

2020/03/05 (Thu) 10:09:11

TOMO さん

いつも全文訳の労を取って頂き深謝致します。昨年11月以来多忙もあり、サイトの名訳を精読させて頂く時間がなかなか見いだせず、気になることがあっても投稿させて頂く時間を見いだせず、申し訳なく思っております。
今週に入り外出が急に少なくなりましたので、やっと2月例会分のサイトの名訳をじっくり読ませて頂いております。

2月6日の例会における議論で、納得がいかない点が幾つかありましたので、英国系米国人(以下 A さんと称す)に意見・見解を問い合わせておりましたところ、回答を寄せてくれましたので、ご参考まで、その comments を以下に紹介させて頂きます。
同氏は昔日本の大学でも英語を教えておられた方で、今は日米を行き来して国際ビジネスに従事されているベテラン実業家です。

Ⅰ 段落 ① 中の下記 “receiving audiences” の訳語

Over the course of little more than a year, a 16-year-old from Stockholm went from a solitary protest on the cobblestones outside her country’s Parliament to leading a worldwide youth movement; from a schoolkid conjugating verbs in French class to meeting with the Secretary-General of the United Nations and receiving audiences with Presidents and the Pope;

この文脈では、receiving audiences with ~ の訳は、TOMO さんのサイトの 「~と会談する (こと)」 という訳語でも間違いではないですが、 「~と謁見 [拝謁] する(こと)」 という訳語の方が日本語としては相応しいと思います。

本件、native の A さんも、下記解釈・意見を回答としてくれました。

“receiving audiences” means personal meetings with very high level people.
Why the sec-gen of the U.N. is separated I don't understand.
I guess TIME mag doesn't consider him important enuf [註= enoughの視覚方言].


Ⅱ 段落 ② 中の下記 one in Greta Thunberg における one は何を指すか?

Meaningful change rarely happens without the galvanizing force of influential individuals, and in 2019, the earth’s existential crisis found one in Greta Thunberg.

本件、例会では意見が分かれて、私が one = influential individual を指すと解釈したのに対して、one = galvanizing force を指すと強く主張された方がおられたと記憶します。

私は文脈及び文法両面から判断して one = influential individual を指していると思います。
サイトの意訳はこの点が不明瞭ですが、日本語の訳語としては、サイトの意訳語で問題ないと思います。どちらの訳でも日本語訳としては大差ないからです。

しかし、文法的観点からの解釈としては、one は通常、不加算名詞は受けず、a[又は an] + 名詞という表現が可能な可算名詞のみを受けますので、この文脈での one も加算名詞である (influential) individual(s) を受けていると思います。

本件、念のため、one は何を指すかを A さんに質問してみました。A さんの回答は下記の通りで、私の解釈と同じでした。

(A さん回答) “one” means influential individuals.

段落➃ 
Thunberg stands on the shoulders—and at the side—of hundreds of thousands of others who’ve been blockading the streets and settling the science, many of them since before she was born. She is also the first to note that her privileged background makes her “one of the lucky ones,” as she puts it, in a crisis that disproportionately affects poor and indigenous communities.

Ⅲ “stands on the shoulders” … の意味:

native の A さんには特に質問しませんでした。
例会における私の訳 「Thunberg を何十万人もの他の人々が支えており... [or Thunberg は何十万人もの他の人々に支えられており...] でも問題ないと思っていますので。

私は TOMO さんが、 Feb. 25付けサイト書き込みで述べておられる下記コメントには共感的です。
QUOTE (TOMOさん書き込み)
...というのは後に今共に闘っている人たちの説明が続くからです。その中には若者だけではなく気候変動の闘いを長い間続けてきた先輩たちも混じっている、と書いてあります。文字通り「大勢の人たちの肩の上に乗って、あるいはともに並んで」と訳したい気持ちもまだあるのですが。
UNQUOTE

Ⅳ “settling the science” の意味:

≪私の A さんへの質問≫

What does “settling the science” in the above sentence intend to mean?
We interpreted it variously, for example such as:
1. tackling the issues of climate change and science
2. making efforts to resolve the issues of the relationship between global warming and science
3. doing practical research on the relationship between climate change [or global warming] and natural science
4. dealing with the relationship between science and climate change
5. starting action to stop or slow down climate change through scientific research
and so on.
I moderately support the opinion #2 above.

≪Aさんからの回答≫

All of the interpretations above are reasonable.
I might also go with #2.
But the science has not yet been settled,
so the word choice is bad.
I understand the various interpretations.

Ⅴ Greta Thunberg が自身を “one of the lucky ones” と述べた理由・背景:

TOMO さんのサイトの訳に賛成です。

≪私の A さんへの質問≫

I wonder if I might ask your opinion on the reason and background why Greta Thunberg puts
her words “one of the lucky ones.”

≪A さんからの回答≫

She is lucky and privileged.
Because she was born into the middle class
in a relatively safe environment.
As Greta notes “climate change disproportionately affects poor communities.”

素直で平凡な回答ですが、分かり易く、極めて reasonable な当然の回答ですね。

上記回答をもらった翌日、A さんから下記追伸が来ました。ご参考まで。全文記述します。
この記事とは直接関係のないコメントですが、地球の環境問題に関して、普段の日常生活において多くの日本人や英米人が感じていることは大差がないのだなー、と感じさせるコメントです。興味のある方はお読みください。

A thought about the Greta Thunberg article.
Everyone who is part of this discussion.
(you me and the English class members
and most of our friends)
we are all lucky and privileged.
We were all born into the middle class
in a relatively safe environment
Japan, Sweden, America etc.
But we are adults and part of the system
which is destroying the environment.
Kids like Greta Thunberg are not yet invested in the system,
so she can say 'how dare you'
to world leaders and to you and me.
We need her voice because we are silent
but I doubt there will be change.

Embarrassingly, I do not hope for change
at least not soon
because I'm complacent and lazy
and invested in the system
and I don't want to turn off my air conditioner
or give up air travel.
But I try to feel better by recycling a few things
and riding my bicycle.
I hope the needed changes wait till I am gone
tho [註:米略語 = though] I only admit this to my friends.

≪最後にー私の感想≫:
native の A さんのコメントは reasonable な comments ばかりで同感です。

以上、ご参考まで。皆様の解釈はご自由です。

Matahari

Re: Feb6 例会 Greta Thunberg 段落①②➃ - TOMO

2020/03/05 (Thu) 21:31:18

超御多忙なお仕事の後、早速に検討していただいて本当にありがとうございました。いいお友達を持たれて羨ましいです。
① receiving audiencesですが、仰るように「謁見」と最初は訳していたのですが、グレタさんは相手がどんなにhigh-rankingな人でも同じように相対するという描写があり、そんな彼女に対して、会見相手を目上の人や高貴な人だから「謁見する」と表現するのは不適当な気がして変えました。日本のような皇室関係者への尊敬語の強制とか上下関係の意識はないでしょうに、記者の常識的目線が入っているのでしょうか。記事という客観性からいって「謁見」はおかしいと思うのですが、だからと言って原文で筆者が「謁見」を意味する言葉を使っているのに、訳者が変えるのも間違っているのでしょうか。

② Meaningful change rarely happens without the galvanizing force of influential individuals, and in 2019, the earth’s existential crisis found one in Greta Thunberg.
私はoneをthe galvanizing forceと解釈しています。
英文の「危機が~を見出した」という無生物主語の表現をそのまま訳すのは嫌でした。「危機にあって~が登場した」と訳そうと考えて、登場するのは人物なので「グレタ・ツンベリーの中にある強烈な個性」つまり「強烈な個性を持つグレタ・ツンベリー」と意訳(意訳は嫌いなのですが)しました。強烈な個性はそれを持つ個人と分けて存在するわけではありません。結局同じだと思います。
ただoneがinfluential individualならinfluential individual in Greta Thunbergではなくinfluential individual of Greta Thunbergと同格のof(グレタという影響力を持つ個人)を使うような気がします。グレタの中にある影響力をもつ個人なら同義反復になるのではないでしょうか。

I might also go with #2.とsettling the scienceについてAさんが言っておられるように、「気候変動を科学との関係において考えようとする立場」と解釈することは、地球温暖化に対する見解がまだいろいろあることを前提にすればそうかもしれません。

今回は長い記事で、最後までは読了できないのは当然なのですが、長くてもテキストにして全員配布することはいいことだと思います。せっかく定期購読しているのだし、(高い)会費も払っているのだから、読む価値があると月担当者が判断すれば、途中で輪読が終わっても意味があると思います。準備する担当者は大変ですが。
本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

Re: Feb6 例会 Greta Thunberg 段落①②➃ - TOMO

2020/03/05 (Thu) 22:32:51

Aさんの追伸を読ませていただきました。
率直な方ですね。
私達みんなそうですが、After me the deluge.と言う言葉を思い浮かべます。グレタさんの「私は自分の子どもや孫に、できることはやったよ、と言いたいのです」という言葉でハッとしました。彼女はパリ協定の取り決めを実行するのは不可能だ、もう手遅れだ、でもできるだけはやる、と思っているのではないかと。トランプ大統領などは氷が溶けだしているグリーンランドを買い取る意図を示していると新聞で読みました。石油はまだまだ掘削できるぞ、とビジネスチャンスとしてしか見ていないのです。

stand on the shouldersについて - Tea

2020/02/26 (Wed) 18:28:04

Idiomで、stand on someone’s shoulders: to make discoveries, insights or progress due to the discoveries of previous work of those who have come before; benefit from the previous experience of ~ とあり、

また、アルクでは、stand on someone’s shoulders 「~の偉業を重んじる」「~を手本にする」「先人の成果に積み重ねる」とありました。

元々はラテン語にある、stands on the shoulders of Giants 「巨人の肩の上にのる倭人」という西洋のメタファー。現代の解釈では、「先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見することを指す」とWikipediaにありました。

先人の積み重ねた発見、成果、知識に基づいて何かを成しとげる、という意味だと思います。

ですので、「Thunberg(の成果)は、何十万もの人たちの(積み重ねた)成果に基づいている、~に支えられていると」いう意味になるのではないでしょうか。

ですので、私は「ツンベリーは何十万の人たちの英知の上に立ち、また彼らと相並ぶ」でいいと思いますが。


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