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Matahariさんの書き込み - TOMO

2018/02/09 (Fri) 23:29:11

Matahariさん、ありがとうございました。
ホームページの過去欄への移動が滞っていて申し訳ありません。10月11月はまだそのままです。訳の途中で止まっている分は、そこまででも移そうと思っているのですが……
いろいろな議論を参考にしていい訳にしたいのですが、なかなか時間が取れずに怠けています。
皆様も、できればメールではなく掲示板で意見交換していただければ嬉しいです。遡って読むことができますし、どの意見に対する返事かもわかり易くなると思います。
書き込みはニックネームでお願いします。

知覚動詞 see の用法/同格のカンマ用法その他 Matahari

2018/02/06 (Tue) 04:43:38

本件、1月4日付け皆様へのメールのコピペです。

January 4, 2018

Re:『Hate in America』,『Trump’s Offensive Playbook』におけるいくつかの表現の訳
に関する native speakerの見解・解釈について
・・・その (2)

下記英語表現の意味・解釈に関して2017年12月にネイティブのA先生の見解を得ておりましたので、纏めて報告させて頂きます。大変参考になる予想外のコメントも含まれています。

Ⅰ.
2017年11月例会:
≪TIME Oct. 9, 2017号記事 『Trump's Offensive Playbook』 P30左段落 ②の上から 6~9行目≫

“Wouldn’t you love to see one of these NFL owners, when somebody disrespects our flag, to say,‘Get that son of a bitch off the field right now?'”

この文章は、ネイティブのA先生の解釈も、
「誰かが国旗に礼を払わなかった時には、
NFL のオーナーが、『そんなやつは直ちにグラウンドから叩き出してしまえ』と言うのを見たくないか?」
の由で、例会での私の訳およびTOMOさんのHP記載の訳と実質的に同じです。

ここで起る疑問は、文脈から判断して、see が知覚動詞として使用されているにも拘らず、典型的な SVOC
(第5文型)における目的格補語に、say という原形不定詞ではなく、to 不定詞を使用した不可解な表現が使用されていることである。「知覚動詞」として使用されるseeは、本来なら目的格補語に原型不定詞 say をとるという文法上の規則に反した表現である。

「, when somebody disrespects our flag,」は挿入節にすぎないので、この挿入節を便宜上省略して、この文型の主要部分を breakdownして考察してみると、

①“Wouldn’t you love to see one of these NFL owners to say,‘Get that son of a bitch off the field right now?'・・・(文法上正しくない表現)

②“Wouldn’t you love to see one of these NFL owners say,‘Get that son of a bitch off the field right now?'・・・(米国標準英語文法上正しい表現)

文型は SVOC(第5文型)で、 see は知覚動詞として使用されている。目的語が one of these NFL ownersで say の意味上の主語、目的格補語が原形不定詞の say というのが正しい文型のはずです。即ち、
知覚動詞 see + O (one of these NFL owners) + C(原形不定詞 say)
が通常。

しかるに、この記事においては、「何故、目的格補語が to 不定詞となっているのか?」、
「原形不定詞 say を取る場合も to不定詞である to say を取る場合も文章の意味は同じ
か?」の2点の疑問点をずばり、聞いてみた。下記見解であった。

1)意味的には①も②も同じ意味に解釈できる由。

(この点、私の単なる推察ですが、古い、例えば中世英国英語のもったいぶった英語の名残かなにかで to を入れて使ってしまう場合があるのかなー? とも勝手な想像をしてしまうのですが、考え過ぎでしょうね。英語史を研究している言語学者に聞く訳にもい
きませんので、手持ちの文献や図書館の文献にも当たりましたが、時間不足のため十分な文献を探すことが出来ず、その点は検証できませんでした)。

2) ネイティブのアメリカ人から見て、to sayと言う表現は、文法的にも明らかに間違っている由で、正しい現代標準米国英語はto が付かない原形不定詞sayと書くべきである由。アメリカ人にとっては、知覚動詞 see のあとに to 不定詞を用いるのは感覚的に相容れないようである。 TIME以外の他の記事でも、トランプがしゃべった言葉として、TIMEと同様に、知覚動詞 seeのあとに to 不定詞を用いた表現が報道されているようですから、トランプは文法的に間違った表現で述べたと思われます。

3) このセンテンス中の「,(コンマ)to say,(コンマ)」は「強調表現・強意表現」でもなく、間投詞でもなく、また to = in order to(「~するために」)を意味する「目的を表わす副詞的用法」でもない由。

《参考》:知覚動詞が受動態[受身形]になれば原形不定詞ではなくto不定詞をとる。
知覚動詞seeの能動態表現例: I saw Mary cross the street.
⇒ これを受動態(受身形)に換えると: Mary was seen to cross the street.

Ⅱ.
2017年11月例会:
≪TIME Oct. 9, 2017号記事 『Trump's Offensive Playbook』 P32 右段一番下の段落 ⑬ の冒頭のセンテンス≫

As the USFL bled cash, the courts stonewalled Trump's legal attack.
における bled cashの意味について:

この文章における "bled cash" の意味は、「お金を巻き上げた [絞り取った]」という意味ではない。
A先生の解釈も、bleed cash は blood(血・血を流すこと)から連想できる ≒ lose money の意味の metaphor表現である。
この文脈では、経営のまずさ[失敗]等から生じる赤字を垂れ流すこと、そのまま続けばやがては債務超過等の深刻な財務状態、破綻に至る可能性を連想させる言葉の由。
TOMOさんサイトの訳「赤字が悪化し」「赤字続き・・・」の通りで問題ありません。

Ⅲ.
2017年10月5日例会:
≪TIME Aug. 28, 2017号 『HATE IN AMERICA ― “Will The Nation Succeed Where The President Failed?”』の記事≫

問題の文章:同記事 P22の段落 ③ の4行目~一番下の行

This was not the first violent nationalist clash, but it was destructive and deadly, widely seen and shared, and it comes at a moment when you can practically feel underfoot the hardening soil of our common ground. The motley fascists and their extended klan could hardly have picked a more storied stage than Thomas Jefferson’s temple of enlightenment, the University of Virginia, nor a more perfect sword than flagpoles, weaponizing the very pillars that hold up our national ideals. And even as activists looked for more Confederate statues to pull down, and the so-called alt-right promised more torches, more marches, more mayhem, it felt like an awakening, and a time for everyone to take a side.

P22の段落③の10~11行目:

1.≪Thomas Jefferson’s temple of enlightenment, the University of Virginiaの訳≫

この表現の例会での訳、及びサイトの訳は、「バージニア大学にあるトーマス・ジェファーソン記念堂」という訳文になっているが、この訳は誤訳であり、正しい訳は、コンマを「同格」を表すコンマと解釈して、私が2017/11/25付け書き込みにて指摘させて頂きました通り、「トーマス・ジェファーソンの啓蒙の殿堂である[と言っても良い]ヴァージニア大学」と訳すべきだ、との A先生指摘です。従って、TOMOさんのサイトの訳は訂正されることをお勧めします。
その理由は、
① ヴァージニア大学等のサイトをネットで調べた限りでは、ヴァージニア大学には「トーマス・ジェファーソン記念堂 [記念館]」と言う名称の施設・建物はなく、キャンパス内には存在しないと思われる。
ヴァージニア大学の建築は元々教会ではなく図書館を中心に据えた優れた建築群に特徴があることが米国建築学会でも古くから広く知られており、図書館はローマのパンテオン神殿を模されていることで有名である。ちなみに、ヴァージニア大学の写真を見てひと際目立つ建物は、正面の立派な pillars と屋根から成る壮大な図書館を有する建物のようである。

② 仮にそういう名称の施設・建物があったと仮定しても、名称は、例えば、「The Thomas Jefferson Memorial」のようにイニシャルが大文字の固有名詞で表示されるはずであり、しかも定冠詞 the を付けて表示されるのが通常であるが、TIME記事では小文字表示であり定冠詞も付いていない。

③ 「The Thomas Jefferson Memorial」(「ト―マス・ジェファーソン記念館 [記念堂]」)なる名称の施設は首都ワシントンD.C. に実在する。ヴァージニア州ではない。

④ 文法的観点から言って、文中の「temple of enlightenment」 は抽象名詞であることが明白で、キャンパス内の実物体としての施設・建物を表わす表現ではない。「大学構内にある建造物」としての具体的建物を表わすのであれば、例えば、
The Thomas Jefferson Temple of Enlightenment at the University of Virginia
のように 大学名の前に at という前置詞が入るのが通例で、temple of enlightenment のイニシャルは大文字、固有名詞の建物名の前に定冠詞 the が付くのが通例であるが、TIMEのこの記事はそうなっていない。

結論として、文法的・文脈的観点から見ても、この Thomas Jefferson’s temple of enlightenment, the University of Virginia における ,(コンマ) は「同格」 を表わすコンマ、即ち、「名詞句A + , (コンマ) + 名詞句B」 の典型的な同格表現であり、ここでは名詞句 A が名詞句 B を説明している。従って、正しい訳としては、「トーマス・ジェファーソンの啓蒙の殿堂である [と言ってもよい] ヴァージニア大学」「トーマス・ジェファーソンの啓蒙の殿堂、即ちヴァージニア大学」 「トーマス・ジェファーソンの啓蒙の殿堂としてのヴァージニア大学」などと訳すべきです。
トーマス・ジェファーソンはヴァージニア大学の創立者で、ヴァージニア大学全体を = 「啓蒙の殿堂」という比喩的表現でとらえているわけですね。
e.g.
He is our family physician, Mr. Smith.(「彼が我が家のホームドクターであるスミス先生です」)

2.≪metaphor表現 pillars, flagpolesの解釈≫:

The motley fascists and their extended klan could hardly have picked a more storied stage than Thomas Jefferson’s temple of enlightenment, the University of Virginia, nor a more perfect sword than flagpoles, weaponizing the very pillars that hold up our national ideals.

ネイティブの A先生が、これらの metaphor 表現の言葉から連想されることは、、

① この文章で pillarsは「精神的支柱」という意味で使用されているが、A先生にとっては「Virginia大学」を連想させる言葉でもあるそうです。(建物には柱がつきものなので、pillars という言葉はVirginia大学の建物を連想させるそうです。)
また、意味上、pillars ≠ flagpoles という解釈のようです。

② 通常、愛国心を象徴するのは flag であるが、この文章でflagpole という言葉を使ったのは、flagpole の方が flag よりも形状的に sword に近いからだろう、とのA先生の見解。「flagpole が sword に形の上で似ている」という連想です。ちなみに、各種報道写真に寄れば、今回の白人至上主義者達のデモには竿付きの南部連合旗が多く使用されていましたね。

愛国者が多い白人至上主義者達は、Thomas Jeffersonが、愛国心の強い国家として18世紀後半に英国からの独立を目指した「独立宣言(1776年7月4日)の起草者」であり、強い「アメリカ合衆国建国の父」であり、「第3代アメリカ合衆国大統領」も務めた偉大な人物であるので、「Virginia大学の父」と呼ばれる Thomas Jefferson が創立したこの歴史上由緒ある Virginia 大学キャンパスをデモ集会の場所に選べば、全米の愛国者達に訴えることのできる正に大きな力になると思ってデモを行ったのであろうが、結果的に死亡者が出る不幸な暴力衝突事件になってしまったのですね。
7月4日は、今もアメリカ合衆国独立記念日として愛国心の強い米国人の心に浸みついているようです。

「...could hardly have picked...more than..., nor...more than...」は仮定法過去完了ですが、否定表現であるhardlyと比較級表現である more ~than...の構文をそのまま日本語に直訳するよりも、Tさんがサイトに書き込みされているように、日本語としては意訳して肯定文的に表現した方がずっとわかり易い訳になりますね。また、Tさんの 2017/10/10付けのサイトへの書き込みの解釈「彼らにとってこれ以上の舞台、これ以上の武器はなかったであろう」という意訳は素晴らしく、非常に分かり易いですね。

この文章の
「...could hardly have picked a more storied stage than Thomas Jefferson’s temple of enlightenment, the University of Virginia, nor a more perfect sword than flagpoles, weaponizing the very pillars that hold up our national ideals.」

の部分のA先生の解釈は、metaphor表現を直訳しないで意訳すると、大体次のような解釈です。

「この活動に最高の舞台(トーマス・ジェファーソンの啓蒙の殿堂であるバージニア大学)を選んだばかりでなく、活動展開に非常に効果的なツール(南部連合旗/旗竿)も用いた。それは、国家の理想を支える正に精神的支柱を効果的に利用するということに他ならなかった(であろう)。」

このネイティブの A先生の解釈は、実質的にはサイトのTOMOさんとTさんの書き込みの解釈と同じで、私も同じ解釈です。
ネイティブのアメリカ人が連想する下記 metaphor 表現は大変興味深いですね。
・Thomas Jefferson’s temple of enlightenment ⇒ the University of Virginia(Virginia大学全体)
・flagpoles(特に南部連合旗竿)⇒ sword(活動の武器[道具]としての)を連想
・pillars ⇒ 「精神的支柱」と「Virginia 大学の建物」を連想
・weaponizing ⇒ 活動の目的達成のために効果的な道具を利用すること

Ⅳ.
2017年10月12日例会:
≪TIME Aug. 28, 2017号 『HATE IN AMERICA ― 2番目の記事“BIGOTS, BOOSTED BY THE BULLY PULPIT”≫

P26 段落 ⑮ の下から5~6行目:
Then he alleged a conspiracy in the press to avoid naming all the aggressors.
の解釈に関して、
この文章における avoid naming ... という行為の意味上の主語は誰か? ということに関して、例会では下記①と②に意見が分かれていました。

① この文章の主語であるhe(=トランプ大統領)が to avoid の意味上の主語である。
② 不定詞の前のthe press(マスコミ・報道機関)が to avoid の意味上の主語である。

文法上は一見どちらにもとれそうですが、ネイティブの A先生の解釈は、文脈上も、またトランプ大統領の姿勢及び米国マスコミのことが分かっているアメリカ人の A先生としては、文脈を判断して ① の解釈をとる由です。to avoid ~ ≒ in order to avoid ~(「~を避けるために」の意味で、toは「目的を表す副詞的用法(~するために)」の意味で使用されている由です。「トランプが、naming all the aggressors を避けるために、プレスの陰謀という話を持ち出した[主張した]」と解釈する由です。
例会での私の意見は ② でしたが、ネイティブのA先生の上記解釈に納得ですので、① の見解に従いたいと思います。

以上、長くなり恐縮ですが、ご報告まで。 Matahari

People would be talking ... 及び the hardening soil of our common soil 等 Matahari

2018/02/06 (Tue) 01:55:53

               December 19, 2017
                        
Re: “People would be talking … one would suggest, …”,
“the hardening soil of our common ground 等の訳
に関する native のアメリカ人の解釈・見解について
・・・その (1)

本件2017年12月19日付け皆様に既送の弊メールのこのサイトへのコピペです。

2017年10月~12月前半の例会及びサイト上で議論しましたいくつかの表現の内、すっきりした結論に達しなかったと思われますいくつかの表現の解釈・意味に関して、ネイティブの米国人の見解をご参考まで、下記報告致します。また、意見のコンセンサスが得られなかった難しい表現に関しては、私の友人を通じてさらに3名のネイティブの米国人から見解を聴くことができました。予想外の解釈も含めて、大変勉強になるコメントがありましたので、報告させて頂きます。

Ⅰ. ≪People would be talking … One would suggest, … における would の解釈≫
TIME Oct.9, 2017号『Promised Land』P-1 段落 ② の7~10行目:

The Chancellor suddenly became a positive punch line to dark jokes about Syrians’
futures, says Yehiya Mohammad, a driver from Palmyra who at the time had just been
released from one of Syrian President Bashar Assad’s notorious prisons.
“People would be talking to each other … One would suggest,‘Just go.’‘Go
where?’‘Go to Mama Merkel–she’s accepting everyone.'”

《4人の米国人 native speakers(内2人は日本在住、2人は米国在住)の見解・解釈》

1.本件やはり、nativeの4人の米国人の見解は以下の解釈の通りピタッと一致しました。

この2つのwouldはいずれも「過去の回想話」で、文法書等によく出ている「過去の慣習」
・「過去の繰り返し動作・出来事」 を表現するwouldの由で、「仮定」と解釈するのは間違いの由です。米国人の見解は、文脈から判断してこの2つの would はどちらも、明らかに「過去のcustomary action を回想する用法」のwould の由。「過去の(不規則な)習慣」・「会話において過去の出来事を回想する」・「過去において繰り返し行われた動作・出来事」
を表わす表現の用法です。native の米国人等は、日常会話の中でも意識せずにしょっちゅう使用している用法です。
be talking は進行形で、「一時的反復」がその基本的意味である。
e.g.
He is looking at her.「彼は彼女の顔を(一時的に)じっと見ている。」 のように。
従って、would be talking to ~ は「(半永久的にではなく、一時的に反復して)よく話をしていた」
「よく話をすることがあった」 の意。

2. Oxford の英英辞典OALDの意味の中から、この記事に該当する意味を選んでもらったところ、
・「used to express customary action」
及び Cambridge Grammar of Englishにおける説明の中の
・「Would can refer to typical habitual actions and events in the past and often occurs
in narratives.」
という説明を見せて、この意味に該当するかどうか、ずばり尋ねたところ、正にこの意味に該当する用法である由。

3.「People would be talking to each other … One would suggest,」を別の似た表現
に言い換えればどのような表現になるか尋ねたところ、
≒ 「Often [sometimes] people were talking to each other … Often [sometimes] one
suggested,」
であると。但し、これらの過去進行形及び過去形にしてしまうと、would 使用の場合とニュアンスは若干異なる由。

4. この記事中の「would」 を「used to」に言い換え可能か? と尋ねたところ、下記理由で不適切。
≪would と used to の違い≫
【would】:       
過去の不規則な習慣・出来事、
過去を回想する表現
繰り返しの期間 比較的短い期間に複数回
Definition・・・・used to express customary action
(自ら進んで)よく~した(ものだ)
 →「かってはそういう事実があった」ということを客観的に描写。現在はそれがどうなっているのかは問わない。
強勢の有無 発音において強勢(stress)なし(軽く発音する)
過去を示す副詞節(句)の共起 通例であるが、共起しない場合もある e.g. On winter evenings we would all sit around the fire. 通例
使用例 ・I would swim in this river when I was a child.
・I would ride my bicycle.「(自分で進んで)自転車に乗ったりして」
・My dad would often take us fishing.
・She would go to church on Sundays.(彼女は日曜日に教会へ行く習慣があった。 ← 今も行っているかもしれない)

【used to】:
過去の規則的[定期的]な習慣・出来事、
過去を回想する表現
繰り返しの期間 長期間に何回も   
Definition・・・・used to say that something happened continuously or frequently during a period in the past
よく~した(ものだ)
(現在との対比において)~したものだ、ある状況が存在したものだ(「今はそうではないが」、
「今ではもうしなくなってしまったが」という含みがある)
・I used to ride my bicycle.
「今は乗っていないけど、(過去のある時期)(過去のある一定期間)自転車に乗ったものだ」
・He used to be the mayor of New York.

・She used to go to church on Sundays.(彼女は日曜日に教会に行ったものだった。← 今は行っていない)

5.「メルケルが突如暗いジョークの明るい落ちになった」と、刑務所から出所後、シリアを脱出して難民キャンプに来たばかりのタクシーの運転手Yehiya Mohammad が、TIME 誌の記者の取材を受けて述べた。 従って、このトピックセンテンスに続く問題の談は、「当時こんな小話が流行っていた」と続ける感じでテーマを展開しているのだと思います。

・「People would be talking to each other … One would suggest,」 という表現は、Yehiya
Mohammadが記者に語った言葉ですから、恐らく丁寧な口調で軽く述べられた普通の言葉
だと思われる。
・‘Just go.’‘Go where?’‘Go to Mama Merkel - she’s accepting everyone.'と言
うシングル・クオーテーション・マーク付きの表現は、Yehiya Mohammad が、シリア脱出前の当時のシリア人家族・仲間同士が言い合っていた暗いジョークの中の明るい落ちのジョークを引用して、TIME誌の記者に述べた言葉であろう。
「人々(脱出前のシリアにいた人々)がよく話し合っていましたよ。」
「(その頃)(シリアの)人々がよく話をしてて、よくこんなことを言う人があって・・・
「行きなよ」「どこへさ?」「メルケル母さんの所へだよ―誰でも歓迎してくれるってこ
とだからさ」」


Ⅱ.≪the hardening soil of our common ground の解釈≫
TIME Aug.28, 2017号 『Hate in America』 P-22 段落 ③ の1~8行目:

Those who lit the torches in Charlottesville reject both voters and Presidents of all shades other than white, and so they came to “take our country back.”
This was not the first violent nationalist clash, but it was destructive and deadly, widely
seen and shared, and it comes at a moment when you can practically feel underfoot the hardening soil of our common ground.

《4人の米国人 native speakers(内2人は日本在住、2人は米国在住)の見解・解釈》

the hardening soil of our common ground は、rhetoric(修辞技法) の metaphor 表現であるので、直訳では writer の意図する意味を読みとることが困難です。
米国人4人に記事全文を見せて解釈を求めましたところ、「hardening soil」 の解釈は 3対1 に見
解が完全に分かれました。以下、文章の順に4人の見解を報告します。

1. まず、この段落中のreject と comeはなぜ現在形で書かれているのか、という問題については、4人共同じ見解で以下の説明がありました。
(1)
このパラグラフにはrejectとcomeの2つの現在形が出ています。いずれも「その行動」が完結しておらず、現在も継続していることを「現在形」を使うことで意味しているとのことです。4人共共通して同じ意見です。学校文法では come などの「動作」を表す動詞は
現在形で書くと「現在の習慣的動作」を表すと教えますが、それが変化して一種の「状態」を表すことも十分ありえると文法の専門書にも説明がある通りです。

端的に言うと、現在進行形の意味を現在形で出している、ということです。この段落で一般論でもなければ臨場感(強調)でもない表現ということです。やっぱりネイティブですね。
(2)
文中の2つの人称代名詞 it は共に前のviolent nationalist clash を指している。

(3)
驚いたことに、the hardening soil of our common ground の解釈が、4人の米国人の間で以下の通り3対1で正反対(「悪い意味」①と「良い意味」②)の解釈に分かれました。

① 悪い意味に解した3人の米国人の解釈:
⇒「人々の考えが他人の意見の違いを許容しない[受け入れよとしない]intolerant なものになり、その結果 clashが起こる」
② 良い意味に解した残りの1人の米国人の解釈:
⇒「人々の考えが確固たるものになり、連帯が強くなり(良い意味で)それに対する反動として clash が起こる」

as や like を使用したsimile(直喩)で書かれている表現は意味が読み取り易いですが、そうでないこのような metaphor で書かれている英語表現の読解は日本人にとって非常に難しいですね。
上記①の解釈の3人のうちの1人(日本で英語教育の経験豊富なベテラン)は、次の様な見解でした。

the hardening soil of our common ground は、心が硬くなり、 狭量になり、他者を受け
入れることができなくなることだとの見解でした。common ground = people's heart だと言っていました。

結局問題となって解釈が分かれるのは、固い土壌は不毛の地を連想させるというネガティブな印象か、あるいは土壌が固まってしっかりするというポジティブな連想か、ということのようです。我々の会のほとんどの会員は後者のポジティブ派だったのですが、ネガティブにとった方が文脈が繋がりやすいと例会後に気づきました。

私見としては、この段落前半の文脈を自然なスムーズな日本語訳にするためにも、「悪い意味」に解釈するのが適切と思います。① の通り、人々の考えがintolerantになっていると考えるのが妥当と感じます。3人のアメリカ人は、hardening soil は、土壌が固くなって「生命が育たなくなった不毛の土地・不毛の荒地」のイメージと考えると、人々の心もintolerant になっていくのが自然だと感じる由です。

結論として、この部分の訳は、意訳ですが、
「この衝突事件は、ナショナリストの最初の暴力的な衝突ではないが、この衝突は破壊的で死者も出し、広く報道された。そして、人々の心が不寛容になり、他者を受け入れなくなっている時に[→ なっているので]、この事件が起こったのであり、今も起こっているのだ。」

when はむろん理由を表しませんが、文脈としては、ここはネガティブな意味にとった方が日本語としても断然繋がりやすいと思います。上記 ネイティブの米国人も、soil という言葉は多分に「農地」のようなものを連想させる言葉のように感じる由です。即ち、単なる土ではなく、何物かを育む土壌ということで、それが固くなるのは良いことではないという感覚のようです。
ground には「考え」「意見」と言う意味も辞書に載っていますが、上述のネイティブの言葉の通り、common ground を = people’s heart(「心」)だと解釈すれば、心が固くなる、あるいは厳しくなる、つまり不寛容ということであろうし、価値観(考え、意見)と解釈しても、やはり他者の価値観や考え方を受け入れる柔軟性のない、頑なで不寛容な態度ということだと愚考します。

結論として、4人の米国人 native speakers の内3人がほぼ同じ上述のような意見で一致しておりますので、この the hardening soil of our common ground の解釈は、恐らく米国人の大多数がこの3人の意見と同じ様な解釈になるのではないだろうかと愚考致す次第です。

私の私見も若干入れさせて頂いてご報告とさせて頂きました。長くなり申し訳ありません。
ご意見歓迎致します。 Matahari
                        

Promised Land claremont

2017/12/22 (Fri) 22:39:36


質問に出た件、下記調べてみました:

⑤’ 下から6L,
Assad has nearly defeated the Islamist dominated rebel groups spawned in the chaos of Syria’s 2011 revolution.

ここにあるSyria’s 2011 revolutionはSyrian Civil War と称されるもので 2011年にArab地域で吹き荒れたArab Spring protestsの一連の運動で、シリアでは2011年3月15日より始まったシリア政府軍と反体制派との武力衝突である。シリア国民同士の紛争と思われがちだが実際にはシリア国外からの参戦も多い。

当初はアサド政権のシリア軍と反政権勢力の民兵との衝突が主たるものであったが、反政権派勢力間での戦闘、さらに混乱に乗じイスラム過激派組織またクルド民主統一党をはじめとしたシリア北部のクルド人勢力が参戦している。それに加えてアサド政権の打倒およびISIL掃討の為にアメリカやフランスをはじめとした多国籍軍やロシアやイランもシリア領内に空爆を行っており、内戦は泥沼化している。またトルコ、サウジアラビア。カタールもアサド政権打倒のため反政府武装勢力への資金援助、武器付与等の軍事支援を行い内戦に介入している。(相関関係が入り乱れて、分けが分からなくなっている状態。Revolution が起きて一件落着ではないようです。)


⑨’ 5L,
Following ISIS’s sweep across Iraq, its massacres of Yezidis and the video-taped executions of American journalists James Foley and Steven Sotloff, former President Barack Obama sent the U.S. back to war in the region in September 2014.

ここにある、massacres of Yezidiは;

Yezidiとは中東のイラク北部などに住むクルド人の一部において信じられている民族宗教のこと。イラクだけでなくシリア、ロシア、アルメニア等にもみられる。キリスト教、イスラム教も含めて様々な宗教の影響を受けている。イスラム過激派はYezidi をキリスト教徒より邪教であるとその信者に厳しい憎悪を向けている、2014年8月にはイスラム過激派組織ISIL によるYezidi を狙った大量殺人事件がシリアとイラクであり4,000人が死亡した。

Promised Land claremont

2017/12/15 (Fri) 10:51:47

⑩に関連して、妻と夫の名前が異なることに質問がありましたが、下記添付を御参考にしてください。女性は結婚しても姓は変えないのが一般的なようです ;

”イスラム教徒の名前

【2014-12-07更新】

一般的に、アラブ人に代表されるイスラム教徒は姓を持たず、「名+父の名+祖父の名…」のように父祖代々の名を繋げて名とします。1~3の名を繋げるのが一般的です。
本人の名をイスム(اسم اسم‎;Ism)、父祖の名をナサブ(نسب;Nasab)と呼びます。
•名と名の間には、「~の息子の」を意味するイブン(ابن;ibn)やビン(بن;bin)、「~の娘の」を意味するビント(بنت;bint)という語を置くことがあります。
•父祖の名ではなく、子の名を用いることもあります。これをクンヤ(كنية;Kunya)と呼びます。クンヤは、「~の父の」を意味するアブー(أب;abu)、「~の母の」を意味するウンム(أم;Umm)という語を名前の前に付けます。
•名を揚げた父祖の名、祖先の職業、部族、出身地や宗派に由来する語を用いる場合もあります。これをニスバ(نسبة;Nisba)と呼びます。ニスバは、部族や地名の前に定冠詞のアル、アッ(الـ;al-, ar-, as-)を付け、形容詞形に語尾変化させた形をとります(語尾がイー(ي;-i)になる)。
•名前の最後にその人の功績を讃えたり、性質を表わす尊称(あだ名)を付ける場合もあります。これをラカブ(لقب;laqab)と呼びます。

例えば、サッダーム・フセイン(1937-2006)の正式な名前は、次のとおりです。

صدام حسين عبد المجيد التكريتي (サッダーム・フセイン・アブドゥル=マジード・アッ=ティクリーティー;Saddam Hussein Abd al-Majid al-Tikriti、1937-2006) || NDL典拠:Hussein, Saddam, 1937-外部へのリンク

次のとおりに構成されています。



本人の名(イスム)

父の名(ナサブ)

父祖の名(ナサブ)

出身地名(ニスバ)

サッダーム フセイン アブドゥル=マジード アッ=ティクリーティー
صدام حسين عبد المجيد التكريتي

◾アラビア語は右から左へ表記するため、この表は右から左へ(他の表と左右を逆に)読んでください。
◾出身地はティクリート(تكريت;Tikrit)です。この前に定冠詞のアル(الـ;al-)を付け、形容詞形に語尾変化させたものがニスバとなっています。

なお、一般的に、女性は結婚後も改姓しません。また、本来、イスラム教徒には親子で継承する姓はありませんが、近年では、ヨーロッパにならってニスバなどを姓のように用いて継承することが多くなってきています。さらに、長い名前を簡略化するために、ナサブはしばしば省略されます。

イスラム教徒の名は、アッラーの99の美名に「~の下僕」を意味するعبد (アブドル、アブドゥル、アブド;Abdul, Abd)を付したものが多いです。上例の「アブドゥル=マジード」がこれに該当します。”

(何かピンと来ませんが、習慣の違いと御理解下さい。)


Re:Re:Re: People would be talking ...の解釈について matahari

2017/12/13 (Wed) 23:46:14

TOMOさん、12/13付けの再度の書き込み有難うございます。
うーん、解釈完全に分かれましたね。私見では、この2つの would は単に過去を回想する時に軽く使うwould であり、仮定法ではないという解釈です。過去の事象を「よく~した(ものだ)」「よく~したものだった」「いつも~していた」「~することがよくあった」のような感じで言う場合に使われる表現です。
私がアメリカに駐在していた時にも、日常会話の中でアメリカ人は、過去の話をする時に軽くこの would を使って話すのをよく聞きました。日本人にとっては
仮定法等と間違いやすい難しいと感じる表現かもしれませんが、アメリカ人にとっては何でもない、軽い調子で会話の中でも文中でも良く使う表現のようです。
いずれにしても、アメリカ人の知人に解読してもらうことにします。 matahari

Re:Re: People would be talking ...の解釈について matahari

2017/12/13 (Wed) 01:14:40

TOMOさん、12/12日付けのご返信書き込み有難うございました。
ご意見吟味させて頂き、深読みさせて頂きましたが、今のところ私の解釈・意見は変わりません。

本件意見が分かれておりますので、今、native の知り合いのアメリカ人に記事全文を送って見解を訊いています。出来れば2~3日中に会って直接見解を訊いてみたいと思っています。
結果をお待ち下さい。 matahari

Re: Re:Re: People would be talking ...の解釈について - TOMO

2017/12/13 (Wed) 16:01:11

よろしくお願いします。
私の解釈は深読みの必要はなくとても素直です。単にジョークだから仮の話でwouldを使っている、というだけなんですが。
「」に入った直接話法なので前文の過去に縛られない現在形での書かれた軽い仮定法ということです。


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