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fluency heuristic と familiarity heuristic について Matahari

2018/10/20 (Sat) 09:40:22

TOMO さん、Tea さん

段落 ⑦ の最後の文章中の 「the familiarity heuristic」 と、段落 ⑧ 中の 「the fluency heuristic」はいずれも精神医学/心理学の分野で使用されている専門用語で、fluency heuristic は通常、「流暢性ヒューリスティック」と呼ばれているようです。私は心理学の専門家ではありませんので、両者の定義の詳しい相違内容を論じることは差し控えますが、例会前の予習段階で感じました事も含めて、本件に関する私の考え、意見を以下に述べさせて頂きます。

1.Oct. 16付け書き込みにて TOMO さんが述べておられるご意見は理解できます。なぜなら、私も Oct. 18 の例会前の予習段階において、TOMO さんと同じ様に、段落 ⑧ にて論じられている fluency heuristic と、その直前の段落 ⑦ の最後で論じられている familiarity heuristic は結局は同じことではないだろうか? と言う疑問を感じました。理由は、TOMO さんも述べておられる通り、次のような記述があるからです。

① 直前の段落 ⑦ の終わりの文章に、familiarity heuristic の記述がある ― これの同格的説明として ,(カンマ)our tendency to assume that if something is familiar, it must be good and safe 「馴染みのある事物を当てにする人間の傾向 [性向]」という説明がある。
② 段落 ⑧ 中のfluency heuristic の記述には、その同格的説明として、―
,(カンマ)our tendency to believe things we’ve been exposed to in the past 「過去に目にした[触れてきた]事物を信じてしまう人間の傾向[性向]」
と言う説明がある。

― 結局、段落をまたぐこの2者の並列的説明文を見る限りでは、familiarity heuristic と fluency heuristic は同じこと(物)と考えても良いのではないだろうか?、familiarity heuristic を fluency heuristic に言い換えて説明しただけかも?、と感じました。(TOMO さんも同じような印象を受けられたのではないでしょうか。)

そのように感じていた時に、TOMO さんの Oct.16 付けのサイト書き込みのご意見が目に飛び込んできました。その TOMO さんの書き込みに啓発され、再度前後の段落やネットの関連情報を読み直して調べてみました。
そして良く考えてみますと、実は、下記理由より、2者を同じようなこと(物)、あるいは言い換えと解釈するには、文脈から言ってもなんとなく不自然な感じもするなー、と感じて例会に出席していました。

① 段落 ⑦ にて述べられた familiarity heuristic と同じこと(物)を、再度名称を変えて fluency heuristic として段落 ⑧ で述べるようなくどいことはしないのではなかろうか?
② familiarity heuristic の事と fluency heuristic の事が言わば並列的に述べられているにも拘らず、familiarity heuristic と fluency heuristic が実質的に同じ意味 or 同じ内容と言うのはちょっと不自然だし、心理学における専門用語である familiarity heuristic と fluency heuristic が同じ意味 or 同じ内容であると解釈するのはどうもすっきりしないなー、と感じつつ、両者の詳しい定義とその専門的内容を詳しく調べる事は怠っていました。

③ familiarity heuristic と fluency heuristic は、どちらも heuristic の一種であるので、共通する点があるはずである。一方、ヒューリスティックにはいくつかの種類があるので、各々異なった点(事、物)もあるはずである。段落 ⑦ で familiarity heuristic の説明をし、段落 ⑧ でそれと並列的に fluency heuristic の説明をしているのは、両者には異なった点もあるからであろう。

④ この記事のwriter であるKaty Steinmetz は コロンビア大学、ミズーリ大学大学院出身の TIME 誌のインテリ女性記者であり、fluency heuristic が何たるかの専門的な意味を承知せずに間違った記事を書くとは思えません。その辺のことはよく調べて記事を書いているはずであろう。

結論としての私の考え・意見は下記の通りです。

① 仮に出版目的の翻訳であれば、 writerに確認すべきケースだと思います。writer に確認しないで、「この記事はwriter の原稿の間違いである。」断定してしまうのは、早計だと思います。
writer は、fluency heuristic の専門的な意味は承知していて、つまるところ、fluency heuristic は familiarity heuristic と通じるところがあると判断し、意図的にこの用語を使ったのではないかと推測します。だから、familiarity heuristic と同様の解釈でも構わない」と言う writer の意向もありうると愚考します。仮に writer に問い合わせをしても、「翻訳では言葉を補って妥当な文章にしてほしい」と writer は答えるかも知れません。あるいは、「読者の解釈にお任せします」 と言われるかも知れませんね。

② 私達読者としては、 writer の意図は把握し切れないので、どちらの解釈でもいいのではないか、という気もします。

それにしても、TOMO さんの今回の問題提起をされた翻訳態度はさすがだと思います。尊敬します。出版目的の翻訳であれば、絶対にTOMO さんがおっしゃったその手順は外せないと思うからです。

但し、私達、アマチュアの翻訳勉強会としては、本件、記事の英文に忠実に訳すべきだと思います。元の原稿が間違っているからと言って writer に確認しないで勝手に変えてしまうと、TOMO さんが言われている通り、誤訳になってしまいますから。

③ Tea さんのご意見はreasonable であり、同感です。その可能性が高いと思います。
fluency heuristic の部分の記述が writer の間違いである可能性は低いと愚考します。

以上、私見です。    Matahari

10月4日の訳文を掲載しました。 - TOMO

2018/10/16 (Tue) 16:23:18

風邪で例会を休んでしまって申し訳ありませんでした。気温が不安定なので皆さんもお気を付けください。
皆さんの議論に参加しないままの訳なので、またご意見をお寄せください。
心理学の専門用語が出てきました。
familiarity heuristicは'our tendency to assume that if something is familiar, it must be good and safe'と後に続く説明で理解できましたし、その通りに訳しています。
しかしfluency heuristicについてはWikiによると'In psychology, a fluency heuristic is a mental heuristic in which, if one object is processed more fluently, faster, or more smoothly than another, the mind infers that this object has the higher value with respect to the question being considered. In other words, the more skillfully or elegantly an idea is communicated, the more likely it is to be considered seriously, whether or not it is logical.とあって意味的に理解できます。ところがタイム誌の記事の中で、fluency heuristic, our tendency to believe things we've been exposed to in the past.とその説明が続いています。これは原稿の間違いとしか思えません。なぜならこれはfamiliarity heuristicと同じ定義になり、fluencyの正しい意味ではないからです。元の原稿が間違っているからといって変えてしまうと、それも誤訳だと読んだことがあります。sic(ママ)と入れて間違いのまま訳すべきでしょうか。タイム誌デジタル版をチェックしましたが同じ英文でした。
くだらないtypoもあったし、最近のTimeは質が落ちているのでしょうか。

fluency heuristicの件 - Tea

2018/10/19 (Fri) 16:15:43

Tomoさんのご提起を受け、全く知識がないままですが、私も考えてみました。
結論からいいますと、TIMEの説明に矛盾はないように思うのですが。

familiarity heuristicの説明は問題ないですよね。
fluency heuristicの方ですね。これは、TOMOさんも説明されているように、よりスラスラと、より早く、よりスムーズに情報処理されるもの(認識されるもの)の方が、人は「受け入れやすい」「信頼できる」と判断してしまいがち、ということだと思います。
より早く、スムーズに認識するには、以前にお目にかかった、聞いた、触れたという経験則が必要なのではないでしょうか。それがTIMEでは、our tendency to believe things we’ve been exposed to in the past と説明しているのではないでしょうか。少し先に同じようなことが説明されています。If you’ve seen something before, your brain subconsciously uses that as an indication that it’s true.
ですので、TIMEの説明は間違っていない、と私は思うのですが。

More than 50 companies in all major industries の意味と日本語訳について Matahari

2018/10/01 (Mon) 10:56:13

TOMO さん

9/28 (Fri) 00:07 付けご返信有難うございました。

おっしゃる通り、no more than 「以下」/ no less than 「以上」 も便利で非常に良く使用される表現ですね。

more than 50 countries 等、「数詞+可算名詞」の大・小、多い・少ないの比較慣用表現を不等号記号、等号付き不等号記号を使用して大ざっぱに図式化してみました。下記のようなイメージになると思います。如何でしょうか?

less than 50 (50未満) < 50 < more than 50 (50 を上回る [を超える]
under 50 [below 50](50 未満) < 50 < over 50 [above 50] (50 を超える])

【註】:年齢・時間の時は、below ⇔ above ではなく、less than (= under) ⇔ more than (= over) を使用した表現の方が普通。

no [not] more than 50 (50以下) ≦ 50 ≦ no [not] less than 50 (50以上)
50 or less [and less] (50以下) ≦ 50 ≦ 50 or more [and more] (50以上)
50 or under [and under] (50以下) ≦ 50 ≦ 50 or over [and over] (50以上)
50 or below [and below] (50以下)≦ 50 ≦ 50 or up [and up] (50以上)

cf.
at the most 50 (多くて 50) ≦ 50 ≦ at least [at the least] 50 (少なくとも 50)

【註】:
・no more than と not more than は従来はニュアンスが異なり、no more than は断定的な言い方 (≒ only) であるのに対して、not more than は間接的で控えめな言い方 (≒ at (the) most)。 しかし、現在では同義として用いられることが多い。

・使用頻度は no more than の方が圧倒的に高い。

e.g.
Students should choose no [not] more than three of the following electives: English, chemistry, geography, mathematics, and physics.
(学生は以下の選択科目から「3科目以下」を選ぶこと: 英語、化学、地理、数学、物理)(ジーニアス英和中辞典)

今回の TIME 誌記事の more than 50 companies は、「50 社を超える企業」 と訳せばパーフェクトですが、「51 社以上の企業」 と訳せばこの文脈では不自然で変な感じの日本語になってしまいますので、「50 社以上の企業」 と和訳する方が自然な日本語になりベターですね。しかし、英米人等の英語の母語話者を相手にする時は、彼等の頭の認知機能の中には生来 「50 は含まず51 以上」 という潜在意識があると思いますので、場面、文脈に応じて注意が必要でしょう。今回の記事を書いた TIME 誌 writer も英語の母語話者ですね。

要するに、英語と日本語の意味の微妙な違いに注意して、書き手と読み手、発話者と受話者の間で誤解のない程度に、両国語の持ち味を生かした訳し方が望ましいということでしょうね。


以上、私見です。    Matahari

More than 50 companies in all major industries の意味と日本語訳について Matahari

2018/09/27 (Thu) 22:35:07

TOMO さん

09/27 (Thu) 01:37 付けご返信有難うございました。

「すべての主要産業の中の50社を超える企業が・・・」という訳でパーフェクトです。本件に関しては、私の見解と TOMO さんの見解は基本的に同じですので、結論をシェア出来たと思います。

「more than + 数詞 」や「数詞 + or more」における数詞(国の数、人数、個数など)の具体的な数字をどのように解釈 or 認識するのかは、英語の母語話者/非母語話者によって異なる場合がありますし、小さな数字の場合(少ない数量等)/大きな数字(多くの数量等)の場合によっても認識が異なる場合がありますし、また読者によって個人差もありえます。重要なのは writer の解釈・認識と読者の解釈・認識に解釈違いや齟齬を生じない訳語を心がけることではないかと思います。
それ故私は、「more than + 数詞」を訳す場合は、数量が少ない場合(小さな数字の場合)、数量が多い場合(大きな数字の場合)を問わず、原則として 「~(数詞)を上回る [~を超える、~より多い] のような訳を心がけています。この訳語であればほとんどの場合、数量の大小にかかわらずカバー出来、日本語としても違和感のない日本語で収まる場合がほとんどだからです。もちろん、more than one country は、「2ヵ国以上」、more than one box は、「2箱以上」と訳す必要がありますが。

いずれにしましても、「more than + 数詞」の解釈に関して、TOMO さんは reasonable で正しい考えを持っておられることを確認出来ましたので、思い切って投稿して良かったです。

記憶力の衰えは仕方がないですね。例会で担当者がどう訳されたのか思い出せないことが多くなり困ります。一番困りますのは、長く PC スクリーンと向き合っていると、眼が非常に疲れることです。目薬をさしながら PC 入力作業をすることが多くなりました。
Matahari

Re: More than 50 companies in all major industries の意味と日本語訳について - TOMO

2018/09/28 (Fri) 00:07:02

ありがとうございました。
日本語には数値の下を表す簡潔な単語表現に「以下」と「未満」があって便利ですが、上を表すのは「それを以て上」の「以上」しかないので、それを含まない場合は不便です。
今回の場合は国の数なので小数点以下はないのですが、英語でmore than oneというと、1を少しでも超えて、例えば1.0000000000001も入るので、ある意味便利だと思います。

no more than 以下/ no less than 以上も便利だと思います。たぶんaboveやbelowもその数字は含まないのでしょうが、けっこう曖昧に使われていると思います。

年齢の場合older than 13といった場合、誕生日が来たらすでに13歳なので、13年4ヶ月とかでもolder than 13で13歳を含むと思います。
考え出したら面白いです。問題提起をありがとうございました。

More than 50 companies in all major industries の意味と日本語訳について Matahari

2018/09/27 (Thu) 01:37:46

TOMOさん CC:皆様

下記号の TIME 記事前半部分全文の貴HPサイトに掲載の名訳ありがとうございました。いつものお骨折り深謝致します。

Ref. TIME Aug. 6-13, 2018号記事「WAR OF WORDS」Page-36 段落 ⑦ (私の担当段落)の最後のセンテンス More than 50 companies in all major industries have already committed to leaving the Iranian market by August, U.S. officials say.

≪Ⅰ. はじめに≫:

首記記事段落 ⑦ の最後のセンテンスの主部を構成する首記英文の貴日本語訳が、9月6日の例会にて私が発表しました訳の主旨とは異なっておりますので、問題提起させて頂きたいと思います。

上記センテンス中の主部 More than 50 companies in all major industries … の貴HPサイトの訳が「大手企業をほぼ網羅する 50 社以上が」という日本語訳になっています。その訳でも日本語それ自身としては間違いとは言えませんが、私ならそういう訳には絶対にしません。問題点は、「more than + 数詞」の writer (英語母語話者である米国人)が認識している意味の訳語、及び major industries の訳語です。
⇒ 私なら「全ての主要産業を網羅する 50 社を超える[を上回る]企業が …」のような訳にします。
その理由を下記します。

≪Ⅰ. 「more than + 数詞+ 可算名詞複数形」の意味≫:

more than 50 companies の訳は、「50社を超える [~を上回る、~より多い」 企業[会社]」 と訳すのが好ましいです。
日本語で「50社以上」と表現する[~以上」と言う訳語を使用すると 「50 社」も含んでしまい、曖昧で誤解を生じかねない日本語になりますので、英語の母語話者である英米人等の意図を曲解しかねない、あまり好ましくない日本語訳語だと思います。理由を下記します。

1.「more than + 数詞 50」の意味は、正確には 50 < 、即ち、厳密に言えば、50を含まず、「51以上の」(企業数の場合)という意味です。通常、英語の母語話者は瞬時にそういう認識を持って使用しています。
e.g.
・more than one person 「(1人ではなく)2人以上の人」(但し、これを受ける動詞は単数扱い)
・In a play, if more than one person speaks at the same time, it’s just noise.
「劇で同時に2人以上の人がしゃべったら単なる雑音になってしまう。」
・More than one teacher was present. 「2人以上の先生が出席した」
・More than five students were absent from my lecture. 「6人以上の学生が私の講義を欠席した」
・The company has more than 200 employees
「その会社の従業員は 200 名より多い[~を上回る、~を超えている]、201 名以上である」
《註》:
(1) 例えば、A銀行の製造業者に対する自行の融資条件の一つが、融資対象企業の従業員の規模が more than 200 employees を有する企業であること、という審査基準を設けている場合、その基準を厳格適用されると、200 名丁度の従業員しか雇っていない製造業者は、A銀行から原則として融資を受けられない、ということになってしまいます。
⇒ 200名丁度の従業員数でも融資が受けられる英語表現にするためには、
200 employees or more, 200 employees and more (200 人以上の従業員) 等の表現の規定にしておく必要があります。

(2) more than は over の意味で用いられることがあるが、over は位置や年齢の表現に用いて、数量の表現には more than を用いる方が良いと言われている。(『現代英語語法辞典』 小西友七 神戸市外大名誉教授)

2.貿易等の国際ビジネスを経験された方は良くご存じですが、国際ビジネスにおいては、「more than 50 + 可算名詞複数形」を 「50 以上の ~」のように和訳するのは禁句です。通常、「50を超える ~」、「50を上回る ~」、「50 より多い[50より多くの] ~」、あるいは「51以上の ~」 という意味だという認識が頭の中に叩き込まれています。外国人、特に英語を母語とする native speakers とのビジネスにおいて、解釈上の誤解・トラブルを避けるためです。例えば注文の数量、一回の船積み当たりの数量の指定、船積み納期の指定、支払条件の日数規定等で数詞を使用する場合、解釈違い・誤解や不必要なトラブルを避けるために、英語の正確な意味表現に細心の注意を払って、誤解や解釈違いを生じない英語表現で契約条件を決めるように注意しています。

3. ご参考まで、 50という数字を含む 「50 以上の」と言う日本語に相当する英語には、下記のような表現がある。
・50 or more, 50 and more → e.g. 50 persons or more
同様に、
・50 or up, 50 and up
・50 or over, 50 and over
・not less than 50
e.g.
an order for not less than 50 cases 「50 ケース以上の注文」
という表現も使用可能である。

4. 但し、more than A(数詞)は A という数字を含まないという点で日本語の 「~以上」という意味とは異なるが、現実的な話としては(特に日常口語等においては)、more than A(数詞)は、「大まかな数字」を言う場合には、Aの数字を含むかどうかは、問題にはならない場合が多いので、「~以上」と訳してもよい[実害がない]場合がある。(『ジーニアス英和中辞典』)
e.g.
That TV program has been screened in more than 100 countries.
この例文の場合には、「… 101ヵ国以上で放送されている」「… 100ヵ国以上で放送されている」のどちらに訳しても問題にはならないでしょう。

5.ご参考まで、 ≪反対語≫ は、
「less than + 数詞」 ⇔ more than + 数詞」
即ち、less than 50 は、「 < 50 」 を意味し、more than 50 は、「50 < 」 を意味する。どちらも50 を含まない。
「less than + 数詞」 は、「~未満の」「~ を下回る」「~ より少ない」 の意味。
e.g.
・an order for less than 100 dozen 「100 ダース未満の注文」(100 ダースは含まれないので要注意!)
・an infant less than fifteen months old 「15ヵ月未満の幼児」
・in less than an hour 「1時間もしない内に」

数量を表わす 「50 以下の」のような 50 という数字も含む数量に相当する英語表現は、
正確には、
・50 or less, 50 and less,
・50 or under, 50 and under,
・50 or below, 50 and below,
・not more than 50
e.g.
an order for not more than 50 dozen 「50 ダース以下の注文」
等の表現が使用される。

≪Ⅱ. main industries の日本語訳について≫:

通常、main industries の訳として最も適切でよく使用される日本語は、「主要産業」「主要産業界」等であり、HPサイトに掲載されている訳「大手企業」という訳にはなり得ないと思います。意訳されたのかもしれませんが、飛躍し過ぎだと感じます。

以上、私見です。      Matahari

Re: More than 50 companies in all major industries の意味と日本語訳について - TOMO

2018/09/27 (Thu) 11:50:01

書き込みありがとうございます。
この個所はかかり具合がまずく誤訳だと思います。
次のように訂正します。
「すべての主要産業の中の50社を超える企業が・・・」
More than 50 companies in all major industries...
自分でもall majorの読み方が荒っぽく滑った訳だと思いました。
「~以上」の表現ですが、例会でも一度話になったことがあると思います。日英でも英日でも面倒臭い問題です。
契約上の金額とか法律上の数字なら正確を期す必要があり、厳密に言えば50 or moreが以上の意味になるのでしょうが、この場合は50を含むかどうかはそれほど問題にはならないと思います。治験の数値などを除いて、一般的な話の場合は簡潔な方の「以上」と私は訳してきました。
「以上」と「を越えて」は時によっては気を付けなければならないと思います。

例会での皆さんの訳は口頭なので、勿論参考にさせていただきますが、訳文を作る時は殆ど自分勝手にタイプしていきます。どこで終わったのかも印をつけ忘れている時は覚えていない時もあります。年齢のせいだけにはできないのですが、記憶力の衰えを感じます。
誤訳はどしどしご指摘いただくとありがたいです。Harapanさんにはいつも丁寧に読んでいただいて感謝しています。
解説はまたゆっくりと読ませていただきます。とりあえずは訂正とご指摘のお礼を申し上げます。

Time誌 買収 - claremont

2018/09/22 (Sat) 10:42:47

最近新たなTime誌の買収が発表されました。
2018年1月31日に アメリカ共和党の有力資金援助者 コーク兄弟 Koch Equity Development からの支援を受けるMeredith社がTime Inc を28億ドルで買収完了したばかり。
それから一年もしないうちに新たな相手 Salesforce.com, Inc.(情報・通信業) にそれも1億9千万ドル(212億円)で売却です。何があるのでしょうか? Koch兄弟とSalesforce.com, Inc. との間に共和党を挟んで何か政治的な関係があるのでしょうか?トランプ大統領が fake news と
悪者呼ばりしている Time誌だけに、気になるところです。
どなたか情報をお持ちの方教えて下さい。

不定代名詞 everyone (単数扱い)を受ける動詞について Matahari

2018/09/19 (Wed) 15:37:08

吉村さん、TOMO さん
CC: 皆様

≪Ⅰ. いきさつ≫:

Re: Everyone from French energy giants to South Korean petrochemical companies are weighing the cost of rolling back three years of investment in Iran against losing access to the exponentially larger U.S. economy.
(TIME Aug.6-13, 2018号 War of Words P-36より)

9月6日の例会の席上、吉村さんが、「この文章の主語 Everyone を受ける動詞が、is weighing ではなく are weighing と書かれているのは何故ですかね?」という疑問提起があり、少し議論となりました。
皆様良くご存じの通り、この類の不定代名詞 everyone は形式的・文法的には単数扱いですから単数動詞で受けるのが普通で、標準英文法ルールからすれば、この文章では is weighing(単数動詞現在進行形)と書くのが正しい表現のはずです。
にもかかわらず、are weighing と are になっている理由は何か? TIME 誌記者/編集陣の単なる誤記/校正漏れなのか or 記者が意図的に are weighing という複数扱いの複数動詞を使用したのであれば、その理由は何故か? 

本件、好田さんのHP日本語訳には影響しない議論ですが、せっかく探究心旺盛な吉村さんから疑問提起がなされた課題でもありますので、私の検証結果と意見を述べさせて頂きます。

首記課題に関して、図書館の英和大辞典3冊(研究社、米国 Randam House 大辞典の翻訳日本版である小西友七編集主幹ほか編集の『ランダムハウス英和大辞典ほか』、及びジーニアス英和中辞典(小西ほか編集主幹)等の辞書類、並びにこの数年以内に発行された英語学が専門の有名大教授・名誉教授の英文法専門書4冊(研究社ほか)、及び『現代英語語法辞典』(小西友七神戸市外大名誉教授編著, 三省堂)の文献のチェック、並びに、英国のコーパスの例文の考証結果、私なりの頼りない感想ではありますが、下記報告させて頂きます。まとまりのない記述はお許し下さい。

≪Ⅱ. everyone の語源との関係の考察≫:

●「every-」 は「全ての人(もの、こと)」の意味の代名詞。
every の語源は each の強調形 every each からの由来。従って、以下のような強調した言い方もある。
e.g.
Each and every child should be treated fairly.

●「everyone」 は、「複合形の不定代名詞」(everyone, everybody, someone, somebody, anyone, anybody, nobody, no one [none], everything, something, anything, nothing)と呼ばれる不定代名詞の一種。
everyone は人を指す不定代名詞の一つで、「誰もみな」「みんな誰でも」という意味で、
everybody とほぼ同じ意味だが、everyone には「誰もかも」「誰もかれも」という意
味合いがある。両語共に単数扱い。
e.g.
Everyone wants to have their own way these days.

everyone は単数扱いゆえ、それを受けるこの文章の動詞 wants は三単現の場合の動詞で -s が付く。

不定代名詞 everyone を受ける人称代名詞は、正式には (or 文語では) his or her own way のように his or her (単数形) であるが、his or her の言い方が硬い改まった印象を与えるため、口語調の印象を与えるtheir のように複数形にすることがよくある。複数形の their で受けるのは、everyone が「みんな誰でも」ということで複数人を想定する不定代名詞であることによる。しかし、everyone を受ける動詞に関しては、意味的に複数のものや人を表わす場合でも、文法的にはあくまで単数として扱われ、複数扱いにはならない。単数形の動詞と共に使う。
e.g.
Does everyone dream while they’re sleeping?
(誰もが眠っている間に夢を見るのですか)

≪Ⅲ. 『現代英語語法辞典』(小西友七ほか編, 三省堂)における解説≫:

● everyone, everybody の用法について:
・「everyone」は人のみに用いられ、everyone of ~とは言えない [不可]。
・一方、「every one」は = each person or thing の意味で後に of ~ を従えることが可能。
e.g.
Every one of his records has been successful.
There are 200 students in the school, and she knows every one of them.

・「everyone」「everybody」の2語は、形式的には単数であるので、単数動詞で受けるのが普通である。即ち、is, was, is [was] + -ing (進行形), is[was]+ 動詞過去分詞形(受身形), has + 動詞過去分詞形(現在完了形), has, 三単現の場合の動詞現在形 –s, Does everyone + 動詞原形 …? などの単数動詞表現で受ける。
・不定代名詞 everyone or everybody の後に来る人称代名詞は、両性に共通な三人称単数代名詞が無いために、 they, their, them 等の複数代名詞で受けることも可能である(特に口語の場合)。文語では、his or her 等の単数形の代名詞で受けることも可能である。
e.g.
Everyone was talking about it, ―it did not matter to them that none of it was true.
(みんなはその事について話していたが、何も真実ではないことは彼等にはどうでもよかった。)

≪Ⅳ. コーパス による頻度・例文分析≫:

1.<「everyone …」使用の例文>:
⇒ 12,743 hits in 2,388 different texts (98,313,429 words [4,048 texts]
最初に出て来た600例文全てを検索・読んで内容をチェック結果、everyone を受ける動詞が everyone を複数扱いしている例文は皆無で、全て単数扱い。

2.<「everyone is … 」使用の例文>:
⇒ 532 hits in 385 different texts (98,313,429 words [4,048 texts]
532例文全て、標準文法通りの正常な 「everyone is」(単数扱い)の用例でした。

3.<「S + V」に 「everyone are … 」使用の例文>:
hit せず、使用例は皆無。

4.<「S + V」に 「everyone was … 」使用の例文>:
⇒ 622 hits in 425 different texts (98,313,429 words [4,048 texts]
622例文全て、標準文法通りの正常な 「everyone was … 」(単数扱い)の用例でした。

5.<「S + V」に everyone were … 使用の例文>:
⇒ 検索結果、
3 hits in 3 different texts (98,313,429 words [4,048 texts]
① What would happen to us all if everyone were to behave like you?

② For the user it is as if everyone were signedon to the same LAN.

③ And everyone were paid back, you know.


上記3つの例文だけの hit 件数でした。この内、①, ② の everyone were におけるwere は明らかに「仮定法過去」表現としての were ですから、当該議論の対象外の例文で、参考になりません。
では、③ の例文はどうでしょうか? この短い例文だけでは前後の文脈・背景が不明ですから、残念ながら判断出来ません。

私には上記 ③ の1つの短い文章のチェックだけでは、有意性のあるデータ不足で、判定しかねます。

≪Ⅴ. 結論としての推察≫:

本件、上記Ⅰ. ~Ⅴ. の考察結果だけから感じますことは、本件、結論を断定することが正しいのかどうか、私の迷いが払拭出来ないという点です。その迷いは下記点から来ています。

① コーパスで抽出した例文を全部チェックした限りでは、S + V … における不定代名詞 everyone (単数扱い)を受ける動詞が複数扱いの動詞である例文は、頻度的に皆無又は皆無に近い極めて稀である。

② 複数の主要英和大辞典・英和中辞典 における everyone, everybody の記述を
チェックしたが、この不定代名詞を受ける動詞 (be動詞等を含む) は単数扱いと記述されており、「例外的に複数扱いの動詞になる場合があるというような説明や例文は皆無で、見当たらない」。通常、例外があるなら、その旨必ず説明と参考例文への言及があるはずである。

③ 近年発行の信頼できる複数の英文法の専門書の記述も、上記 ② の説明と同様で、
everyone, everybody を受ける動詞 (be動詞等を含む) は単数扱いと説明されており、「例外的に複数扱いの動詞で受ける場合があるというような記述や例文は皆無で、見当たらない」。通常、例外があるなら、その旨必ず文献上で説明があるはずである。

④ Everyone (from French energy giants to South Korean petrochemical companies) are weighing the cost of rolling back three years of investment in Iran against losing access to the exponentially larger U.S. economy.

9月6日のTIME例会時に、吉村さんから問題提起されるまで、上記 Everyone を受ける動詞が単数形の動詞 is weighing ではなく、are weighing という複数形の動詞になっていることに、他のほとんどの会員が気付いていなかったわけですが、気付かなかった理由は、(from French energy giants to South Korean petrochemical companies) という Everyone を後から修飾している形容詞句が長いこと、また形容詞句の内容が明らかに複数の会社を想定させる内容であるために、Everyone という単数扱いのイメージを忘れてしまって、are weighing 直前の形容詞句内の複数形表現に瞬間的に洗脳されてしまってイメージが変わってしまったからだと思われます。しかし、吉村さんの指摘で、我に戻った時、再度読み返してみますと、私としましては何度読み返してみても、are weighing の方に違和感を感じます。不思議なことに、is weighing という表現には違和感を感じません。これは、日本人である私達も、不定代名詞 everyone is ~ という表現には学校文法や文法書で(英会話でも)慣れているからだと思います。

⑤ 従って、可能性としての話ですが、下記可能性も100%無いとは限らないのではないだろうか? というのが私の感想です。

(1) TIME 誌記者・編集陣の単純なるうっかり誤記・校正漏れではなかろうか?
or
(2) TIME 誌記者・編集陣が、文法上正しい英語表現は 「is weighing」である
ことを知っていながら、敢えて 「are weighing」という文法ルール無視の英語
表現を、この場面ではより効果的・実用的な表現と判断して使用したのであろ
う。

≪感想≫:

上記 (2) の理由の場合、writer は厳密には文法的には正しくないと知っていて、敢えて Everyone … are weighing という表現を用いたのだろうと思います。
通常every に修飾される名詞は単数扱いになり、それによって、今回のような例や人称代名詞の問題の原因になることがあります。
これと似たような問題は物書(ものかき)の間ではよく知られていて、writer はこのような問題が起こりそうな時には、往々にして、every を含む言葉を使わず、他の表現を用いて、この問題を回避しようとするそうです。プロの英文コピーライターの経験がある方からそのような経験話をきいたことがあります。
しかし、ただいつもそれが可能というわけではないので、時として writer は、文法に忠実に行くか、それともより自然に流れる方を選ぶかの選択を迫られるということなのだろうと思います。

この TIME 記事の writerが重視したのはその点だったのだろうと推察します。文法的には正しいが一瞬ひっかかる可能性のある表現より、スンナリ読んでもらえて内容が感覚的に分かりやすい可読性の高い表現を選んだのだと思います。

50年以上前の昔高校時代、文法書で、不定代名詞 everyone を受ける人称代名詞は、
e.g.
① Everyone has his [her] own merit.(人は誰でもそれぞれ長所がある)
② Everyone has his [her] own fault.(人には誰でもみな欠点がある)

のごとく、単数形人称代名詞のhis or her で受けるのが正しいと習いました。
当時はtheir で受ける表現は通常書かれていませんでした。
しかし現在では、his or her 表現は堅苦しい感じを与える文語表現のため、ほとんど使用されず、今の文法書には、複数形人称代名詞の their で受ける表現の例文が主流となっており、文法書には、 his or her 表現も使用可能、という程度の目立たない控えめの説明が少しだけなされている程度です。

現在の文法では、
e.g.
① Everyone has their own merit.(人は誰でもそれぞれ長所がある)
② Everyone has their own fault.(人には誰でもみな欠点がある)
と言う(口語)/書く(文語)のが通常ですね。

S + V … の文型において、主語 everyone に対して三人称単数を受ける動詞を使うのが、正式の正しい用法ですが、
Everyone from French energy giants to South Korean petrochemical companies と来ると、giants や companies という複数名詞の後に三人称単数を受ける動詞を使うことが不自然に感じられるのだと思います。
一般的に、例え文法的に正しくても、he or she [his or her] という表現が使われなくなり、時代と共に they [their] の使用が容認されるようになったのは、実際に言葉が使われるときの実用性に即してのことだと思います。he or she [his or her] ではあまりに awkward で、違和感があると感じられるからではないでしょうか。
当該記事の Everyone from French energy giants to South Korean petrochemical companies の場合も同様で、文法的には正しくても、不自然に感じられる、違和感がある、といった用法は writer によって排除され、より自然な用法に落ち着いた結果、ここでは are が使われているのだと思います。
但し、ライターによっては、同じ記事を書いても、is を使う writer もいるのではないかと思います。

今回この段落を読んで、吉村さん以外、私を含めて他のほとんどの会員も気付いていなかったのではないかと推察しますが、気付かなかった理由は、この are weighing 表現が自然に読めるからであって、だからこそ、複数を受ける動詞が使われたのだと思います。もし is が使われていたら、一瞬「ん?」となり、それから前の部分を読み返してみて、「あっ、そうか。主語は everyone だったな」 ということに気付くような気がします。実用的で自然な表現、違和感のない用法が、文法上の決まり事よりも重視される傾向が、口語の進化とともに、現代英語において以前に比べて大きくなっているように感じます。

≪結論≫:

以上より、私としましては、本件 are 表現の使用は、80%位の可能性で(2)の理由に寄るものであろうという思いが強いのですが、20%位の可能性で (1)の誤記という理由もありうるかも ...という迷いが今も少し払拭しきれないでいる、というのが正直な感想です。

仮に are weighing 表現となった理由が上記 (1)の場合には、ご記憶の通り以前、米国の NFL の試合開始前に、国旗掲揚・国歌斉唱に抗議の態度を示したNFL の選手達を非難した Trump 大統領の発言として、TIME 誌の記事中に、
知覚動詞+目的語(人)+動詞の原形不定詞 で表現すべきところを、
知覚動詞+目的語(人)+to不定詞 で表現するという、
明らかに文法上間違った英語表現をしていた記事があったことを思い出します。TIME 誌も極めて稀に誤植がありうるということの一例だったと思います。

以上、考察結果に基づく私の感想です。皆様はどうお感じでしょうか?
ご意見 welcome です。   Matahari







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