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as has new legislation created の解釈について Matahari

2018/08/20 (Mon) 12:20:58

                         Re:TIME Jul2, 2018号 Press Freedom in Southeast Asia Comes Under Attack As Leaders Look To China の記事の段落 ⑬'   

8/16 日の例会にて議論となりました
…, as has new legulation created の文法的・構文的解釈と訳に関して私の意見を述べさせて頂きます。

「... , as+代動詞+主語」は、よく目にするお決まり表現の構文ですね。これは as の典型的な表現の1つだと思います。
この as は接続詞であり、「~のように、~と同様に、~のような方法で、~と同様に
して」という意味だと思います。関係代名詞的用法(即ち疑似関係代名詞)ではありません。

助動詞 has が主語の前に出る倒置はこの表現に典型的なものです。代動詞 do, did 等の倒置の例文は文法書にでているものの、助動詞 has, have の倒置は文法書の例文に余り出ていませんが、コーパスの例文にはたくさん出ています。

Tea さんが「代動詞」という普段あまり馴じみのない名称を使用されていますので、私も使用しますが、「代動詞」という概念をまず基礎的なことから感覚をつかむために、下記例文の考え方が参考になると思います。

Do you have a book? と聞かれて、Yes, I have a book. と答える代りに Yes, I do. で済ませる。この場合は、have a book を do で置換えるから、代動詞と言えるわけですね。

Have you ever been there? と聞かれて、Yes, I have been there. と答える代りに Yes, I have. で済ませる。
こういった場合の述部の省略形です。動詞あるいは助動詞をひとつ残して後は省略してしまう語法を、仮に代動詞と呼んでみますが、要するに「述部の省略形」です。

代表的な辞書で定義、例文が紹介されている下記ケースに該当する用法と同じだと思います。

<オックスフォード新英英>:
〈conj〉 used to indicate by comparison the way that something happens or is done
e.g.
・The direction deserves commendation, as do all the actors.

<新英和大辞典>:
〈接続詞〉(様態を表わす)
e.g.
・He collects paintings, as did several of his ancestors.

上記の2つの辞書の例文を書き直すと:
・The direction deserves commendation, as do all the actors.
(do は代動詞)
⇒ The direction deserves commendation, as all the actors deserve commendation.

・He collects paintings, as did several of his ancestors.
(did は代動詞)
⇒ He collects paintings, , as several of his ancestors collected paintings.

≪ジーニアス英和辞典≫:
〈接続詞〉(様態を表わす)
e.g.
・His latest movie was banned in Japan, as were his other movies.
(彼の他の映画と同様に、彼の最新作も日本で上映禁止になった。)

・I take the bus to work every morning as do most of my neighbors.
(ほとんどの近所の人達と同じく、私は毎朝バスで出勤します。)

≪当該 TIME 誌ペーパー版の原文≫:
Defamation, sedition and other vaguely worded laws have been used to put reporters behind bars, as has new legislation created to control
cyberspace.

≪私の日本語試訳≫:・・・一部意訳しておりますが。
「中傷や扇動といった手段、そして曖昧な表現の法律(の恣意的な適用)により、多くの報道関係者が投獄されたが、ネット [コンピューターネットワーク・コミュニケーション空間] 規制を目的として制定された新法もまた、同じ結果を生み出している [同じように使われている、同じ目的で使われている]。」

文中の as は接続詞です。
従属節(as 節)中の as の直後の助動詞 has は、as節中の述部である has been used の省略形である。この has は、現在完了形(ここでは現在完了受身形)の述部 has been used の省略形で、従属節(as節)の中の主語の前に倒置したものゆえ、代動詞的働きをする助動詞と言うことになろう。
created 以下は legislation を後置修飾する過去分詞の形容詞句。

⇒ 記事の本文を省略なしの文章に書き直すと:

Defamation, sedition and other vaguely worded laws have been used to put reporters behind bars, as new legislation created to control cyberspace has been used to put reporters behind bars.

従属節(as 節)の中の new legislation が主語、has been used が述部。
但し、ネイティブは、実際にはこんな長たらしい冗長な英文は使用しないと思います。省略形の述部が as に続くという形が一般的だからです。

ペーパー版記事の、
Defamation, sedition and other vaguely worded laws have been used to put reporters behind bars, as has new legislation created to control cyberspace.

が自然な英語であり、これ以外の自然な英語はないと思います。さすがペーパー版の正式の英語だと感じます。

上述の 5つの文章の、as 以下に述部の省略があります。こういう as の使い方をするとき、典型的に省略された述部が主語に先行する形をとります。
この省略形の述部が as の直後、即ち主語の直前に来ることを倒置と呼んでいるのですが、こういう決まった形でしか使わないので、私としては倒置という呼称にちょっと抵抗がありますが。
e.g.
・I had a good time yesterday.
So did I.

これをわざわざ倒置とは呼ばないという感じに感覚が似ています。
多分、これが決まった言い方で、このようにしか言わないからだろうと思います。
まあ、しかし一応倒置と呼んでおくことにします。
e.g.
・Have you ever been there?
Yes, I have.

この場合は、現在完了形 have been を構成する助動詞 have だけを残す形だから代動詞と言えるのかということですが、have だけで、have been there 全体の意味を表しているので、そう呼べないこともないと思いますが、呼称はどうでもいいのではないでしょうか。要するに、英語ではこのように述部を省略する語法が存在するということは、「have や has を使用した現在完了形の代動詞」の文が存在してしかるべき、ということになると思います。

文献からもう一つ簡単な例文を見てみましょう。
e.g.
・He has collected paintings, as have his siblings.

このas の直後の have を代動詞と呼ぶかどうかは別にして、こういう形で述部を省略する語法が存在するということは、やはり、「have や has を使用した現在完了形の代動詞」の文が存在してしかるべきだと思います。

コーパスの例文も少し考察してみました。
「as has」と「as have」を使用したコーパス例文は膨大な数ヒットしますので、その中から、この記事のケースに該当すると思われる下記2つの例文を pick up してみました。

e.g.
・Jerry Jones has moved into film direction, as has Terry Gilliam, the show’s animator.

・The real net incomes of beef and sheep farmers have fallen by more than half since 1984, as have land prices in real terms.

もちろん、 I live as others do. とか、As she predicted, the sky cleared up. なども、同じ意味の接続詞 as を使った例文ですから、必ずしもいつも、「..., as+代動詞+主語」の形を取るとは限りませんが、この「as + 代動詞 + 主語」の形になった時は常にこの意味だと言って良いと思います。

The direction deserves commendation, as do all the actors.

これが自然な英文であって:

The direction deserves commendation, as all the actors deserves commendation.

という英文は多分ネイティブは書かないと思います。
倒置させることが必要かどうかではなくて、こういう冗長な英文は実際には使用されないだろうからです。

なお、プリント版(=ペーパー版)が電子版より先に発行されて、電子版が後で修正されている、と誤解している方がおられるようですが、実体は逆です。電子版はプリント版より1週間以上前に発行されて、後でプリント版の表現に最終変更されていることがあると言うのが実態です。

いずれにせよ、電子版/プリント版云々は無視しています。表現が変わっている以上、微妙なニュアンスが変わるのは当然ですし、異なる表現と比べることには意味がないと思うからです。

理由はどうあれ、本件 writer は、電子版の often alongside という表現を ペーパー版の has という表現に変えたいと思ったから変えたわけで、読者の我々としては、今我々の目の前にある正式のペーパー版のテキストの表現と向き合うしかないと思います。

辞書や文法書には基本的、あるいは典型的な例文が集められているので、完了形の例文は余り記載ないかもしれませんが、現在形と過去形の例があれば、進行形も完了形も存在してしかるべきと考えます。

結論として、TOMO さん、Tea さんのご意見、及びその後考えを変更された市場さんの最終ご意見を、支持致します。

以上、私見です。  Matahari




                               

Re: bring together A with B/bring together A’ and B’ の解釈について Matahari

2018/08/19 (Sun) 05:03:01

TOMO さん
8/17日の書き込み及び18日の追記有難うございました。
おっしゃること十分理解できます。私の感覚とよく似ています。
私も今もってケース2の解釈に自然さと素直さを感じます。
おっしゃる通り、
・in the figure of Prince Harry
・in the character of a brown woman
は対を成しています。

英語的には、
① 他動詞 + A together with B
② 他動詞(or 句動詞)+ A and B


の意味は異なりますね。上記 ② では A と B への重点の置き方が平等であるのに対して、① では明らかに、B よりも A に重点を置いた表現ですね。① と ② は、明らかにニュアンスが異なるということです。
実は、ビジネス英語、特に交渉英語の writing においては、A か B かどちらかに重きを置いた表現に意図的にしたい時がありますので、私は現役時代、① の表現を意識的に使用したことが時々ありました。
しかし、この TIME の記事は、文脈にもよりますので、この記事の中で考えれば良いと思います。

本件、アメリカ人の先生もケース1 or ケース 2 の選択で迷ったほどで、どちらに解釈しても間違いではないと言っておりますので。結論として、TOMO さんが ケース 2 の解釈をされても結構だと思います。
サイトの訳文もそのように修正されても良いと思います。 Matahari

bring together A with B/bring together A’ and B’ の解釈について Matahari

2018/08/11 (Sat) 01:15:01

It is the perfect stage for a drama that brings together Britain’s love affair with its tradition, in the figure of Prince Harry, and the symbol of its future, in the character of a brown woman.

この文章において and の後の the symbol of its future, in the character of a brown woman. は構文的に何を受けているのかに関して8月2日の例会にて議論となり、bring together Britain’s love affair with its tradition, in the figure of Prince Harry, and the symbol of its future, in the character of a brown woman. の解釈に関して、構文的に下記2通りの解釈に意見が分かれていたと記憶します(私の記憶が間違っておればご指摘ください)。

ケース1. bring together A with B の構文と解釈
ケース2. bring together A’ and B’ の構文と解釈

ケース1.の解釈は、Tea さん・その他の方の意見、ケース2.の解釈は TOMO さん・その他の方の意見であったと記憶します(私の記憶が間違っていればお許し下さい)。例会時、この議論で時間がかかりました通り、この解釈は非常に難しいと思います。私は予習の段階から非常に迷った箇所でした。素直な英語という感じでは、ケース2.の英語の方が良くお目にかかる表現ですから、当初、ケース2.の解釈の方がベターな感じを受けましたので、例会時にはどちらかと言えばケース2.の解釈に私の意見が傾きかけていました。しかし、この文章は何回読み直しても、また好田さんのHPサイトの訳を熟読させて頂いても今もってすっきりせず、ケース1.の解釈でもケース2.の解釈でも間違っていないのではないか、即ち、読者の解釈次第で、どちらの解釈でも良いのではないか、と思えてなりません。以下、再考察しました結果です。

AAA 私の迷い:
≪上記 ケース2. bring together A’ and B’ の構文≫:
通常よく見かける表現であり、英語として不自然さを感じない素直な英語表現ですから、「A’ と B’ を一体化する[融合する]」と解釈できる。
bring の後の together は通例、動詞の後に生起する副詞。together と共に用いられる動詞には、bring, gather, band, bind, link etc 多数ある。しかし、join, collect, assemble, blend, connect, consolidate, couple, merge など「一緒に」の意を含む動詞と共に用いるのは一般的に冗漫・冗長と見なされる場合が多い(但し、例外的に強調のために使う場合は効果的になることもある)。

≪上記 ケース1. bring together A with B の構文≫:
この構文は通常は、bring A together with B の形をとる表現が多く、bring together A with Bの形をとる構文は少ない。
A が複数の単語から成る比較的長い phrase の場合や、他の何らかの理由で、A を together の後ろに持って行く形、即ち bring の真後ろに together を生起させる例は少ないが、この記事のように、あることはあると言える。

そこで、bring A together with B の意味で bring together A with B の構文はありうるのかどうか、TIME 誌のこの記事と同じ用途で使用されていると思われる bring together A with B という表現が、bring together のコーパス例文の中から見つかるかどうか、bring together で検索した例文をコーパスから抽出して、チェックしてみた。その結果が下記の通り。

【コーパスにおけるbring together のヒット件数・頻度】:
246 hits in 193 different texts (98,313,429 words [4,048 texts];
frequency:
2.5 instances per million words)

上記 246 例文の内、「bring together A with B の構文」に相当すると思われるコーパス例文
は下記 9 例文のみであった。(bring together と with の前に*印を付した)

① His vision is to bring soul music to Dublin, and he sets out to *bring together a band *with raw potential and rough and ready talent.

② Haliborange Fish Oil tablets, the first alternative to liquids and capsules, *bring together all the good things from natural fish oil with added essential vitamins A, C, D and E. And best of all in a tasty, crunchy fruit flavour tablet, without the fish oil taste or inconvenience sometimes experienced *with taking fish oil in liquid form.

③ With regard to proclamation and persuasion one of the major difficulties in urban society is, how do you *bring together those who want to tell *with those who want to find out?

④ Then in the '70s the development of North Sea oil off Scottish shores provided the nationalists with a populist gambit of major proportions: the prospect of an oil-rich independence helped to *bring together elements of the nationalistically-minded middle classes (who furnished most of the leadership) *with certain sections of the Scottish working class (who voted SNP in considerable numbers).

⑤ Official government statistics distinguish between socio-economic groups, which it is claimed, *bring together‘people with jobs *with similar social and economic status’.

⑥ This is an attempt to *bring together the annual budgetary process *with the policy planning process by linking the analysis of objectives and activities with the outputs of the authority.

⑦ We are especially keen to *bring together scholars working on the ‘East’ *with those working on Africa.

⑧ Next month there's going to be an international conference around reproductive technologies and genetic engineering specifically to *bring together the work that women in India are doing against sterilization abuse and population control *with the work the women in the West are doing around genetic experimentation and invitro fertilization and egg farming — some of the anti-women scientific advances.

⑨ In addition, Scottish Trade International will come into existence in December 1991 and this will *bring together Scottish Office Industry Department staff involved in the delivery of the BOTB's services *with those of Scottish Enterprise.

ヒット件数は少ないが、この例文から判断して、「bring A together with B の構文」 の表現を同じ意味で bring together A with B」の構文で使用することはありうる、ということが言えると思われる。

≪bring together A with B と bring A together with B のニュアンスの違い≫:
両者の意味に大差はないが、ニュアンスの違いを考える場合、下記が参考になるであろう。

<「A together with B」と「A and B」の意味は同じか?>
答えはノーである。ニュアンスが異なる、即ち writer は A or B どちらに重点を置いて述べているかの違いがある。「A together with B」は、BよりもAに重点を置いた表現であり、「「A and B」は、AとBに同等の重みを置いた表現である。
e.g.
We are pleased to send you a sample of each of these colors together with Price List No. 150.(この文章は、together with の後の Price List [後者 B]よりも、前の a sample of each of these colors[前者 A] の方に重点を置いた表現。
「Bと共に[一緒に]A」の意であるが、「A and B」という表現とは意味のニャアンスに差
がある。)

「A together with B」という表現は、ニュアンス的には B よりも A に重きを置いた表現であるという例として、下記ルールも参考になる。
・A together with B という表現が主語として使用される時、その動詞は A に呼応する。
e.g.
Daddy had on the hairy tweed jacket with leather elbow patches which, together with his pipe, *was his trade mark. (父は皮のひじ当ての付いた毛足の長いツイードのジャケットを着ていて、これがパイプと共に彼のトレードマークになっていた。)
しかし時には、together with が = and に相当する働きをし、主語が複数扱いになることもある。(『現代英語語法辞典』 P1110-1111, 小西友七, 2006)

以上のような考察を行った上で、上述のケース1.と解釈した場合と、ケース2.と解釈した場合の私の要訳(話を判りやすくするために骨格部の訳のみ)を下記してみます。

≪ケース1. bring together A with B の構文であると解釈した場合の骨格部の要訳≫:
「今回のロイヤルウェディングという出来事は、Britain's love affair を、イギリスの伝統とその未来の象徴に一体化させるというドラマの最高の舞台である」

≪ケース2. bring together A’ and B’ の構文であると解釈した場合の骨格部の要訳≫:
「今回のロイヤルウェディングという出来事は、イギリスの伝統を伴った Britain's love affair とイギリスの未来の象徴を一体化させるというドラマの最高の舞台である。」

正直なところ、迷いながらも私の考察の結果としては、上記 ≪ケース1. bring together A with B≫ と解釈する方が妥当ではないかと思います。
好田さんも、例会時のご意見 ≪ケース2.bring together A’ and B’≫ という解釈を、HPの和訳文の中では ≪ケース1.の解釈 bring together A with B≫ に変更されたようですね。いずれにしましても、好田さんの HP の訳で問題ないと思います。

しかしながら、ケース1.の日本語訳文とケース2.の日本語訳文に内容的に大きな相違がある訳ではなく、どちらの訳を採用しても日本語としては不自然さは感じませんので、依然として、「うーん」と唸ってしまいます。

そこで急遽、いつもの native のアメリカ人の先生の参考意見を訊いてみました。

BBB native のアメリカ人の先生の見解:

いつもの通り、この記事の全ページに先ずさっと目を通してもらってから、例会でのいきさつを説明結果、先生の見解も揺れましたが、議論結果、最終的に下記見解が先生の結論でした。

● the symbol of its future, in the character of a brown woman はその前のどの語句を受けるか、文章全体の掛かり具合は?

例会でのの議論のいきさつを説明結果、
Ⅰ. 構文的・語用論的な観点から
Ⅱ. 文脈的観点から
の2つの観点から、先生の見解を聴きました。

≪Ⅰ.構文的・語用論的観点からの考察≫:

先生に、ずばり、上記ケース1.or ケース2.のどちらの解釈をとるかと聞いてみました。話を視覚化して判りやすくするため、構文の核になる慣用表現部分以外の上述のA, B, A’, B’ に相当する各一塊りに相当する語句 (phrase) を下記の通り括弧 ( ) で囲んで表示して、2人で一緒に比較してみようと言うことになった。

ケース1. It is the perfect stage for a drama that brings together (Britain’s love affair) with (its tradition, in the figure of Prince Harry, and the symbol of its future, in the character of a brown woman.)

即ち、(Britain’s love affair) = A,
(its tradition, in the figure of Prince Harry, and the symbol of its future, in the character of a brown woman.) = B と略記すれば、bring together A with B という構文に解釈。

ケース2. It is the perfect stage for a drama that brings together (Britain’s love affair with its tradition, in the figure of Prince Harry,) and (the symbol of its future, in the character of a brown woman.)

即ち、(Britain’s love affair with its tradition, in the figure of Prince Harry,) = A’,
(the symbol of its future, in the character of a brown woman.) = B’ と略記すれば、
bring together A’ and B’ という構文に解釈。

上記に関して、先生のまず最初の反応は、ケース2.の「bring together A’ and B’」 という解釈を取る由であった。やはりそうかという感じで大変興味深かったです。
当方から、「bring together A’ and B’ という表現が一般的だからですね。」と言うと、「そう そう。」と同意していました。 先生としては、この形があまりに一般的なので、最初は直感的にそれ以外の解釈はできないような感じだったのだと思います。「私も最初はそう思ったのですが …」と疑問を投げかけても、かなり長い間、 このケース2.の解釈をなかなか変えようとされませんでした。

そこで私から、「bring A together with B」 という表現もありますけれど、 その場合は、目的語は通常、動詞の直後に置かれ、together with が一 緒に使われることが多いですね。しかし、例えば A が長い語句 (phrase) とか、何らかの理由で例外的に bring together が先に来ることもあるんじゃないですか」と言うと、先生は、「ああ、確かにそうだね」という反応でした。表現として、そういう柔軟性はあるようです。従って、この記事における bring together A with B は = bring A together with B という元々の形と同じ意味ということが言えそうです。

そこで次に、 in the figure of Prince Harry が its tradition に掛かるのか、それとも Britain’s love affair with its tradition に掛かるのか、という問題を提起して論議しようとしたのですが、先生はちょっと考えて、そういうアプロ―チの論議には乗って来られませんでした。いつもの通り、文法論や構文論にはあまり興味がないご様子でした。

≪Ⅱ.文脈的観点からの考察≫:

先生は、私の指摘に対して、bring together A with B の形もあり得ると認識してから、もう一度この段落の前の段落も読み直してみて、考え直された様子で、「そうか、ロイヤルウェディングの話をしているわけだから。」と言って、最終的に先生は、ケース1.の「bring together A with B」の解釈を選ばれました。「文法や構文ではなく、純粋に文脈という観点から、 このケース1.の「bring together A with B」の解釈の方が正しいと考えを変えられたようです。
一般的に、言語学の専門家でない限り、一般のnative の英米人は文法論や構文論の議論を嫌がる(苦手でもあるのでしょう)傾向がありますが、この先生もその例外ではありません。文脈から直感的に解釈したがります(native speaker として当然ですが)。

それにしても、native でも迷ったり、読み惑ったりするような、係受けに誤解を生むような文章だということで、「この凝った記事は英語としてあまりいい文章ではないんじゃないでしょうか?」と言いたくなりました。先生は、I wish I could write like this. と言っておられたですが。

つまり、先生の骨格部分の解釈〈要約)も、「今回のロイヤルウェディングという出来事は、Britain's love affair を、イギリスの伝統とその未来の象徴に一体化させるというドラマの最高の舞台である」という解釈であって、 「今回のロイヤルウェディングという出来事は、イギリスの伝統を伴った Britain's love affair とイギリスの未来の象徴を一体化させるというドラマの最高の舞台である」ということではないという解釈でした。その理由として先生は、「今回以前の英国王室の婚姻は、伝統と未来(Meghanが象徴する人種の問題)の融合という要素はなかったのだから」というようなことをおっしゃっていました。
念のため、最後に先生に質問してみました。「では、ケース2.の bring together A’ and B’ という解釈は間違いですか?」と質問したのに対して、先生は、「間違いだとは断定できない。英語的には、bring together A’ and B’ という解釈も、bring together A with B という解釈もどちらも成り立つ。他のアメリカ人でも、ケース2.の解釈をする人がいるかも知れない。 私はケースⅠ.の解釈を取りますが。」とのコメントでした。

ここまで書いても、私の頭にはまだ迷いがあります。今読み直しても、どうしても「bring together A’ and B’」にも読めてしまうのです。「今回のロイヤルウェディングという出来事は、イギリスの伝統を伴った Britain's love affair とイギリスの未来の象徴を一体化させるというドラマの最高の舞台である」という解釈でも別に悪くないじゃないか、という思いが消えてしまわないからです。うーん、いくら考えてもまだ迷いが消えません。writer に真意を聞いてみたいですね。

本件好田さんも、例会時の好田さんの解釈を変更された訳が HP に掲載されているようですが、多分好田さんも迷われた点があったのではないでしょうか? 私のこの書き込みを読んで頂いて、どのようにお感じでしょうか?

目が疲労して文字が霞んできましたので、校正なしで発信させて頂きます。誤植 (if any) があればお許し下さい。   Matahari

Re: bring together A with B/bring together A’ and B’ の解釈について - TOMO

2018/08/18 (Sat) 23:04:18

追記です。
なぜ1ケースが変だと思うのか(要するに気色が悪い)を考えてみました。文法書を繰ったわけではないのでご容赦ください。
bring together A and Bの場合はAとBを一緒にもたらす。
bring A together with Bの場合はBと一緒にAをもたらす。つまりbring A / together with Bなんです。
ですからAの部分が長いから後ろに持ってきたといっても、withの場合には意味が少し違ってくると思います。
AとBが対で一緒に来る、というよりもAのおまけでBが来る、という感じでしょうか。感覚的で申し訳ないです。
どうしても2ケースだと思ってしまう理由はこれではないかと思います。

Re: bring together A with B/bring together A’ and B’ の解釈について - TOMO

2018/08/17 (Fri) 15:08:19

harapanさん、訳文をいつも丁寧に読んでいただいてありがとうございます。。
仰るとおり迷いながらも立場を変えて1ケースで訳文を作りました。
bring togetherとくっついているので、ザーッと読み通せば当然2ケースの「A and B」が自然です。私は今でも文章構造からいってA with Bをくっつける(1ケース)とは読めません。A「ハリー王子という人物の中に見る、英国の伝統を持つロマンス」とB「褐色の肌をした女性の中に見る、英国の未来のシンボル」を一つにした、と言う解釈です。今もそう思うのですが、変更したのは圧倒的意見が1ケースだったからで、まあどちらでもいいか、といういう感じでした。もう一つの理由は、in the figure of Prince Harryと in the character of a brown womanが対を成しています。勿論、私もそれは対をなしていると思っていましたし、2ケースでもそれでいいのですが、対を成している句は同じ重さの方が気持ちがいいだろうという、ある意味ではこじつけです。おそらくこの記者はそんな重力的バランスは問題にしていないと思うのですが、比較したり対にするなら同じ長さに整える、という方を選んだということです。これは好みの問題で、あまり大した意味はありません。
やはり2ケースの訳にしてもいいかな、とまだ思ってしまいます。1ケースは構文的にやはり変ですよね。

as has new legislation created...について - TOMO

2018/08/16 (Thu) 18:58:07

デジタル版をチェックしたら次のように変わっていました。
Southeast Asia may never have been a paragon of the free press, but the democratic strides it made in the late ’80s and ’90s are rapidly unraveling. Targeted financial inquiries have forced newspapers of record to close or compromise their independence. Journalists have been discredited by sophisticated social media campaigns. Defamation, sedition and other vaguely worded laws have been used to put reporters behind bars, often alongside new legislation created to control cyberspace.
この英文では「しばしばサイバー空間を取り締まるための新たな立法を伴って・・・」となります。createは他動詞の過去分詞形でlegislationにかかります。legislationは不可算名詞なので「様々な法律の立法化を伴って」ということだと思います。

Royal Weddingについて - TOMO

2018/08/10 (Fri) 15:54:05

訳文を掲載しましたが、それについてのコメントです。
③’のthatが導く名詞節について
A gospel choir performed Ben E. King’s “Stand by Me” under the direction of a black British woman, Karen Gibson, and 19-year-old Sheku Kanneh-Mason played a cello solo in a ceremony did that double duty as both a showcase of black culture and an announcement of generational change.
この文章で議論になりましたが、掲載している訳文では文頭のthatが落ちた主語部として訳しています。
名詞節を作るthatは省略できないと文法で習いましたが、それ以外に考えようがありません。did that double duty...を条件節の倒置とすればどうかと考えてみましたが、if that did double duty as...となり意味が通じません。
thatがなくても例会では皆さんそのように読んでおられたし、担当の方も素晴らしく訳されていたと思います。結局、なくてもわかるなら書かなくてもいいだろう、というのがネイティブかも知れません。筆者やエディターも落としていることすら気づいていないのではないでしょうか。
thatが文頭にあったとしても、頭でっかちのひどい文章だと思います。私たちがこんな文章を書いたら減点されるのは間違いないでしょうね。

⑦’itが何を指すか
It is the perfect stage for a drama that brings together Britain’s love affair with its tradition, in the figure of Prince Harry, and the symbol of its future, in the character of a brown woman.
例会ではitが前を受けるという意見と、that以下を受けた強調構文だという意見とで分かれました。
掲載訳ではitはthe weddingを指すという解釈で訳しています。強調構文だと言われたときは意外な感じがしました。that以下が長すぎて強調の意味をなさないし、そうする意味もなく不自然だからです。それよりもまずit is the perfect stage for a dramaと言い切ってしまって、それをthat以下で説明する方が逆にインパクトがあると思います。the weddingから離れすぎているという意見もありましたが、間にセンテンスが一つ入っているだけで、その文章も、変化が激しい社会で王室の結婚が果たすマジック的(国民を煙に巻く)役割、つまり分裂した社会を一つにまとめるものだ、と分析している内容です。
その直前の文章です。
Wrapped up in all this is the question of the British dream—whether such a thing exists, and if it does, what it means for a class system that is anti-meritocratic and socially immobile at its roots. And wrapped up in all that is the changing racial and cultural makeup of Britain. The latest census data revealed that people who are, like Markle, biracial are the fastest growing demographic group, with the number of people of mixed heritage almost doubling between 2001 and 2011.Which brings us to the wedding. The historian Eric Hobsbawm, analyzing the “secular magic of monarchy,” suggested that while it’s tempting to ask what role a royal wedding plays in a time of social change, it is often because of that change that the weddings have such significance.
この間に入る文章では、a royal weddingと不定冠詞(王室の結婚というもの)になっていますが、あくまでも今回の結婚を分析するための一般論なので、内容は前から一貫しています。そしてit is often because of that change that the weddings have such significance.(このような結婚がそれほどの意味を持つのは、しばしばそんな変化の故なのだ)と強調構文で結論していると思います。
このsecular magic of monarchyのofは同格と考えて「王室という現世の魔法」で訳しているのですが「王室の持つ現世の魔法」でもいいと思います。担当者の方はどう訳されたのでしょうか。覚えていなくて申し訳ないです。

①’の...an aggressive tendency...について。
これは私がこだわった言葉ですが、aggressiveをどういう意味で使っているのか、と疑問を言った時に「強い傾向」という意味だと言われました。私もあまり中身を考えていたわけではなかったので、そのまま流してしまったのですが、aggressiveは単に強いという意味ではないと思います。勿論「挑戦的、攻撃的」というには強さも伴いますが、傾向が強いのではなく、立ち向かう方向をはっきりと持つ言葉です。ここでは、あえて人種問題を無視して、「マークルはアメリカ国籍、女優、離婚経験者、カソリック」だからそもそも王室の嫁としては話にならない、と攻撃的にマークルを排斥しているのだと思います。

Re: Royal Weddingについて - TOMO

2018/08/15 (Wed) 16:51:07

書き込みが遅くなってすみません。
文章の内容そのものはTempleさんと全く同じです。
人種差別をあからさまに反対理由にできないので、それには触れずにその他のことを理由にしてマークルを排斥しているのですね。「強い傾向、積極的な傾向」と並べて書かれていますが、二つは意味合いが違うと思います(日本語の感触の違いかもしれませんが)。「傾向」はある方向への傾きで「強い傾向」とはその傾斜角度が大きいということだと思います。例会ではそういう意味で言われたと思いました。ここは挑戦的、攻撃的と言う意味がむしろストレートな意味だと思います。『「目的へ強い決心と意欲ある追及を示す、または持つ」という意味を持つ形容詞、だとTempleさんが書かれていますが、これが一つの方向へ向かう勢いであり、ここでは肯定的な意味ではなく、マークルは王室の花嫁には適さない、と言うことが言われているので、意味的には「挑戦的」ということだと思います。意味的には私も同じ受け止めです。

Re: Royal Weddingについて - temple

2018/08/12 (Sun) 11:33:26

Aggressive tendency について
At the same time, there has been an aggressive tendency to pretend that nobody notices her race. の aggressive tendency を「強い傾向がある」と解釈したのは、TOMOさんの訳を借りると「マークルの人種など誰も気付いていないかのように振る舞う、挑戦的な傾向もみられた」の中で、誰も気づいていないかのように振舞うことが挑戦的であるというところに引っかかったからです。
(前文は)マークルの婚約が発表されたとき、英国国民はロマンチックなおとぎ話や伝統の変化、人種的中傷などがない混ぜになった複雑な感情を抱いた。だが、そうではあっても(at the same time、を逆説に取りました)、彼女の人種など気づいていないかのように振る舞う積極的な傾向がみられた、つまり、そのように振る舞うことに意欲的な傾向があった、触れてはまずいという強い意識があった(人種差別をおおっぴらに表現することはタブーなので)という意味にとりました。
Aggressiveは攻撃的、挑戦的、積極的、押しの強い、独断的、意欲的などの意味がありますが、「目的へ強い決心と意欲ある追及を示す、または持つ」という意味を持つ形容詞だ、とありました。
そして、人種偏見に触れられない分、アメリカ人だとか離婚経験があるとか、反対意見として顰蹙を浴びない理由をあげたてているのが次の文章ではないでしょうか。
もちろん、全く人種に触れないことで強く反対の意を表すとか、相手に強く意識させるという挑戦的な意味合いもあるでしょうが、ここはストレートにとりました。
簡単に言えば、婚約発表によって、英国国民の意識に人種偏見を含む複雑な感情が芽生えたが、プレスも評論家も(公に発言する)国民も人種についての発言は控え、それ以外の難点をあげたてた。マークル自身はmixed-raceに誇りをもっていたのだが、というパラだと思ったのですが。
以上、なぜ「強い傾向、積極的な傾向」と解釈したかの私見でした。

Democrat. Dictator. - claremont

2018/08/03 (Fri) 18:39:24

④' に The much-beloved King Bhumibol Adulyadej


亡くなられた先代の King が born in Cambridge, Mass. in USA とありましたが、下記が判明。

1927年December 5, 1927に Prince Mahidol Adulyadej の末っ子として生まれた、王様の子供として生まれたのではない。父親 Prince がハーバード大学で public health program の学位をとるべく家族共々Cambridge、Mass. に滞在していた時に生まれた。母親もPrince の従妹にあたる由緒あるタイの名門出身。決してアメリカ人のお嫁さんが実家に帰って子供を産んだ次第ではない。父親の学位取得後1928年に家族共々タイに帰国した。父親 は腎臓疾患の為帰国後翌年 1929年に死亡。もともと王様は伯父のKing Prajadhipokであったが、子供がいないため彼の退位後王の地位はBhumibol Adulyadej の9歳の兄 Amanda (King Rama 8世)に継がれたがその兄は発砲事件で死亡したため1946年に王位は Bhumibol Adulyadej に継がれた。

王位継承は何処もすんなり行われてはいないようですね。

以上御参考迄。

… empire, built on ~ の解釈についてーその3 Matahari

2018/07/08 (Sun) 23:57:33

今日、アメリカ人の先生に会ったついでに、先日の Putin 大統領に関する TIME Apr2 号段落 ⑦ の例の ... empire, built on ~ の解釈に関して、TIME の記事を見せてさっと読んでもらい、built on ~ が何を修飾しているか、先生の見解を聴きました。先生のコメントは即、

① built はここでは形容詞で、, built on Orthodox Christianity という adjective phrase (形容詞句)が、直前の empire を後置修飾している。

② built on ~ は、そのはるか前にある 動詞 united を修飾する副詞(句)ではない。

と解釈する由です。


以上、ご参考まで。   Matahari

Re: … empire, built on ~ の解釈についてーその3 - Tea

2018/07/10 (Tue) 19:15:50

Matahariさん、いつも論理的で詳細な分析・ご説明ありがとうございます。いろいろ勉強になります。

・・・empire, built on ~についての解釈、納得しました。

Tea


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